高口一般質問8~道路をコミュニティ空間として捉え直そう

*高口一般質問、8ページ目です。

5-1.道路より地域コミュニティを!

PTAと同様、今、地域も人材不足。若い世代は忙しく、地域とのつながりをなかなか持てません。

だからこそ、今はハードより、ソフトのまちづくりの時代です。

★道路ありきのまちづくりは、時代遅れ…

しかし練馬区は、大泉第二中学校を壊す2本の道路計画、地域を分断する放射35号線延伸部分など、今なお道路中心の都市整備に固執し、時代遅れ。

必要なのは、今ある道路の維持・整備や、みどりバス増便や乗り合いタクシーなど、実際の足を増やす施策です。

★デメリットも多数…

沿道汚染、騒音被害、交通事故のリスク増大など、区民のデメリットは多数。

何より、車優先社会の結果、追いやられてきたのは、子どもたちです。かつて、道路でのキャッチボールは当たり前でしたが、今や貴重な光景ではないでしょうか。

そんな今だからこそ、道路を、コミュニティ空間として見直す動きがあります。たとえば、チョークで絵を描くなどの「みちあそび」を通し、子どもの姿をまちに開き、地域とつなげる取り組みがあります。

(質問)みちは、人と人が、人とまちがつながる公共空間

商店街にも代表されるように、みちは、車のためだけでなく、人と人がつながる、人とまちをつなげる公共空間です。新しいまちづくりのなかで、道路のあり方も見直すべきです。

「コミュニティ空間としての道路」という考え方や取り組みを、区はどう評価しますか?

(質問)歩いて暮らせるまちづくりを

これからは、「歩いて暮らせるまちづくり」。

点字ブロックを滑りづらい素材に変えるなど、障害や年齢にかかわらず、誰もがまちあるきを楽しめるよう、いっそう細やかな合理的配慮と改善を求めます。

★区の答弁は…

区民とまちづくりの方向性を共有し、ともに取り組んでいくため、昨年度、 「グランドデザイン構想」を策定しました。

その中でお示ししているとおり、生活道路については、「人々が通行するだけでなく 、近隣の人々が憩い、集う場」商店街については、「通行する人、買い物する人が安心して行きかい、地域のイベントにより、人々が交流する場」となることを、将来の姿として掲げ、その実現を目指しています。

この目指す将来像は、都市計画道路の整備による幹線道路ネットワークの形成なくして実現しません。住宅街や商店街への車両の流入が抑制され、安全性が確保されてはじめて、公共的な空間としての活用が可能となります。みどりバスや乗合タクシー等、公共交通の充実についても同様です。

*高口補足:論理に飛躍があります…
流入抑制については、事業化される前は、そのデータ自体をとっていません。つまり客観的に、「抜け道の交通量が減る」とは言えないのです。そして、ネットワークが完成しないと安全性が確保できないとしたら、何十年先、私たちは我慢しなくてはいけないのでしょうか?

*区の答弁続き
都市計画道路の整備が遅れている練馬 区においては、今こそ、整備を積極的に進めることが必要です。
道路は様々な人が利用するものであり、誰もが安全で使いやすくすることが求められています。現在も区民の方々や事業者等と連携し、点字ブロックの設置や段差の解消等、バリアフリーに配慮した道路づくり を進めています。

歩行者のみならず、ベビーカーや車椅子等の利用者が、安心して通行できるよう、歩道と車道が分離された道路の整備や歩行者と車が安全な環境で共存できる道路づくりに取り組んでい き ます。

*高口補足
「設置」を求めた質疑でないのですが…
また、既存の狭い道路は、大型道路ができても、改善につながりません。
必要なのは、大型道路よりも、今私たちが現実に使っている道路の無電柱化など具体的な施策ではないでしょうか?

ちなみに答弁の最後には、イヤミが付け加えられておりました。与党と野党で、態度を変える…区議会の品位が下がるので、誠実な答弁をしていただきたいと、いつも思います。

★動画もご覧ください!

当日録画全体→2:45くらいから…

議員別「高口ようこ」
*9/10現在更新されていませんが、そのうち追加されると思います。

【*目次*】