高口一般質問3~安心の”居場所”を増やし、相談しやすい練馬区に

*高口一般質問、3ページ目です。

3.相談しやすい行政をめざして

先日、ひきこもりの我が子を父親が殺害した痛ましい事件がありました。

子育てに限らず、「相談しやすい行政とは何か」という課題を、私たちに突き付けているかのようです。

★自己責任より、地域に安心の居場所を

トラブルを抱えること、誰かに頼ること、支援を求めることは、悪いことでも、恥ずかしいことでもない。自己責任にしてしまう社会は、めぐりめぐって、みんなにとっての大きなリスクとなる。何かあったらすぐに相談に来てもらえる行政を、これまで以上にめざす必要があります。

そのために重要なのは、地域に、居場所があることです。

「相談を」とかまえる前に、地域の誰かとつながりがあり、そのなかでぽろっと悩みを打ち明けられる。そんな安心の居場所が大切です。

★「暮らしの保健室」という取り組み

参考になるのが、「マギーズ東京」で有名な秋山正子さんが発案した、「暮らしの保健室」という取り組みです。

「いいお天気ですね」など声をかけ、静かに見守りつつ放置もせず、絶妙なタイミングで中へと誘う、親しみやすさ、敷居の低さを工夫。

「リビングのような落ち着く空間づくり」、世代を限定しない「ごちゃ混ぜ」、いつも同じひとが出迎える「ひと」への信頼感を、大切にしています。

(質問)多世代交流を増やそう

練馬区は、身近な地域拠点として、「街かどケアカフェ」を実施しています。介護予防の拠点としてスタートしましたが、「誰でも立ち寄れる場」であることを重視。

一方で、利用者は高齢者が中心です。絵本の読み聞かせなども行っていますが、多世代交流の企画を増やす、子育て施設にチラシを置くなど、他の世代へのPRが必要と考えますが、いかがですか?

(質問)地域施設を、安心の居場所に高めていこう

また、現場は努力されていると思いますので、児童館、敬老館、図書館、地区区民館など地域施設全般についても、「もっと相談しやすくできないか」「場に安心感があるか」「多世代が集いやすいか」といった観点から見直しを続け、安心の居場所として高めていくことを求めます。

★区の答弁(企画部長)

区は、平成29年に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、地域施設の再編に取り組んでいます。「子育てのひろば」や「中高生のひろば」の充実、子ども・子育ての地域拠点としての相談員の配置、世代を問わず広く地域住民が交流できる「街かどケアカフェ」を設けるなど、多世代が安心して利用できるよう、既に機能の見直しを進めています。

★区の答弁(高齢施策担当部長)

現在、街かどケアカフェは、区立施設や地域団体等が運営する地域の集いの場23か所に設置するとともに、コンビニや薬局などで出張型のケアカフェを実施しています。

街かどケアカフェでは、介護予防事業だけでなく、絵本の読み聞かせや手作りおもちゃで遊ぶ会など、多世代交流の取組も広げているところです。来所者からは様々な相談が寄せられており、内容に応じ、地域包括支援センター、総合福祉事務所、保健相談所などにつなげ対応しています。

街かどケアカフェを紹介するパンフレットを作成し、高齢者施設のほか、多世代が集まる地区区民館や図書館等で配布しています。広く地域住民の交流や相談の場としてご利用いただけるよう、引き続き、周知や事業の充実に取り組んでまいります。

★動画もご覧ください!

当日録画全体→2:45くらいから…

議員別「高口ようこ」
*9/10現在更新されていませんが、そのうち追加されると思います。

【*目次*】