高口一般質問2~児童相談所を作らない練馬区…一時保護所や権利擁護の問題は?

*高口一般質問、2ページ目です。

2-2.児童相談所について

予防的支援充実のためには、児童相談所のあり方も、見直す必要があります。

先日会派で、児童相談所を先行設置する江戸川区、世田谷区へ視察に伺いました。

★先行自治体の熱い思い!

世田谷区では、児童福祉法改正の理念の実現に向け、区立の児童相談所開設に取り組むと共に、開設にあわせ、「予防型児童相談行政への転換」を掲げています。

仕組み自体を変えないといけない、と現場ほど感じてきた」
「ただ情報を見せただけでは意味がなく、今後起こりうるリスクを含めた共有が大事
「これまで都と組織が違うことで途切れていた部分がつながることは大きい
とのお話が印象的でした。

また江戸川区では、一時保護所についても、「全国のモデルとなるように」と意気込んでいます。近隣住民への説明会では「ここによく作ってくれた!全力で応援する」と地元町会長から激励があったそうです。

(質問)東京都の一時保護所の問題…区の対応は?

練馬区は、児童相談所を設置しない姿勢を変えていませんが、東京都の一時保護所については、「私語禁止、会話も制約、目を合わせることさえ禁じる」など、「過剰な規制で人権侵害にあたる」と第三者委員会が指摘。「刑務所みたい」「笑うこともできない」といった意見書も報道されました。

都の一時保護所の問題について、練馬区の子どもの人権を守るために、どう対応しますか? 都まかせでよい問題とは思えませんが、お答えください。

(質問)子どもの権利擁護、アドボカシーに注力を!

世田谷区は、新しい児童相談所において、子どもの権利擁護、アドボカシーにも力を入れるとのことです。練馬区の児童相談行政でも、子どもの権利を中心に据え、個別検討会議に弁護士を入れていますが、あくまで法的な助言という依頼です。

仕組みとして、独立した立場での、子どもの利益の代弁者が必要と考えますが、お答えください。

★子どものことは、未来のこと。

子どものことは、未来のこと。
地域の子どもを地域で見守り、ともに育てていく。

練馬区にその決意と姿勢を改めて求め、次に移ります。

★区の答弁(こども家庭部長)

東京都は、一時保護所について平成28年度から外部評価制度を開始し、その後、都は独自に第三者委員の仕組みを導入しました。平成30年度の第三者委員活動結果における指摘を受けて、都は、児童が安心・安全な生活を送れるよう、日頃から職員が児童を見守り、児童の特性に応じた支援を行うなど、改善に向けて取り組むことを公表しています。

区としては、都の取組を注視してまいります。

次に、こども家庭支援センターにおける弁護士の活用についてです。区では、本年4月から子ども家庭支援センターにおいて児童福祉に精通した専門的知識のある弁護士を活用しています。

弁護士は、支援検討会議の事案だけでなく個別ケースにおいても、子どもの権利擁護に配慮した助言・指導を行っており、それに基づいて子ども家庭支援センターでは支援を行っております。

★動画はこちら

当日録画全体→2:45くらいから…

議員別「高口ようこ」
*9/10現在更新されていませんが、そのうち追加されると思います。

【*目次*】