高口一般質問7~教育のため、子どものために…PTA改革支援を!

*高口一般質問、7ページ目です。

4-4.学校支援のためにこそ、PTA改革が必要

よりよい学校づくりに欠かせないのが、保護者の理解、協力です。

しかし現在、PTAは、任意団体であることが周知しきれておらず、強制参加により仕事を休み経済的に苦しい家庭がある、個人情報漏洩の危険性、母親に負担がかかるジェンダー差別など、問題が山積みです。

★PTA改革は、保護者も教員も求めている…

先日、よりよいPTAについて話し合う会を開いたところ、何時間も話が止まらない熱気でした。

事への参加など教員の負担も大きく、多忙化改善の意味でも、PTA改革への区の支援は必須です。

★「子どものため」のPTAとは?

今の子育て世代は7割以上が共働きで、多忙です。一方で、「子どものため」と意義を感じれば、協力を惜しまない人が多いのです。

『PTAのトリセツ』という書籍には、校長とPTAが協力してPTA改革をした実例が書かれています。

既存の運営委員会を、学校と保護者が対等に話し合える場に改革。「子どものため」という思いが合致しているので、「必ず最後は建設的で前向きな提案が出」るとのことです。

このように、子どものためと意義を感じられるPTA、ともに課題に向き合い、教育力を高めるPTAが理想ではないでしょうか。

★自主性を支えるための支援を

そのためにこそ、「入会届提出」など、できる人ができる時にできる範囲で協力できる自主性が尊重される体制が必要です。小P連からも「入会届を整備しないと」との声があがり、意識は年々高まっています。

一方、学校や地域等との関係から、保護者だけでは改革が難しく、学校側も「任意団体だから」と遠慮する現状があります。「区がガイドラインを出せば、後押しになる」との要望を多数頂きます。

区はこれまでも、「任意団体だから」と答弁してきましたが、よりよい教育環境のため、子どもたちのために……今こそ、練馬区の出番です。

(質問)区から通知を!

ガイドライン策定への検討のほか、区から校長に対し、「入会の任意性の順守」等の通知を出すよう求めます。対応をお聞かせください。

★区の答弁(こども家庭部長)

PTAは、学校と地域・家庭を結び、子ども達の健全な成長を育む上でなくてはならない大切な活動を担っています。PTAの運営は、任意団体として、自主的・自律的に行われています。

PTAの加入や運営、行事への参加に対する負担感については、様々な意見があります。小学校および中学校のPTA連合協議会では、今年度も、それぞれの研修会や情報交換会等において、PTAの加入や運営、行事への参加に対する負担感について、積極的に議題として取り上げ、真摯に検討を重ねております。

教育委員会としては、折に触れ助言を行うなど、支援を行っています。平成29年の個人情報保護法改正の際には、小・中学校のPTA連合協議会と協議しながら、個人情報保護の手引き~PTA活動における注意点~を作成し、区立の全小中学校のPTAと学校長に送付するとともに、小・中学校のPTA会長会において活用方法をPRするなど適宜、支援を行っています。

手引き作成後には、「役立つ情報が多く、わかりやすかった」との意見をいただいています。

PTAに寄せられる様々な意見に対しましては、各PTAの自主的・自律的な課題解決に向けた意欲・取組を尊重したいと考えています。

高口議員が「自主性が尊重できる体制が必要」とおっしゃっているとおり、行政が主導して、PTA活動のガイドラインを策定することや校長に対し通知を出す考えはありません。

*高口補足
↑わざわざイヤミが加わっているところにご注目ください。
そして、自主性を保証するために、ガイドラインなどが必要だと言っているわけです。「個人の自由が大切だから、憲法はいらない」とは言いませんよね?同じことです。論理破綻しているわけですが…。これからも、この問題にも取り組んでいきます!

★動画もご覧ください!

当日録画全体→2:45くらいから…

議員別「高口ようこ」
*9/10現在更新されていませんが、そのうち追加されると思います。

【*目次*】