【高口ようこ一般質問2022-5】主権者教育が必要!

2022/11/29、練馬区議会、高口ようこの一般質問、5つ目のテーマです!

主権者教育が必要!

高口自身が開催した2つの講座で得た知見をもとに、
練馬区にぶつけました!

練馬区長の答弁にも、注目です。

 

↓以下、質疑です。


主権者教育

2019年度内閣府の『子供・若者の意識に関する調査』では

「自分は役に立たないと強く感じる」
と答えた子ども・若者が、50%にものぼりました。

★スウェーデンと日本の違い

30歳未満の投票率81%のスウェーデンと、日本の若者で、
大きく違うのは、政治の関心の高さではなく、

「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」
と思うかどうか、とのデータがあります。

自己効力感の差が、投票率に表れていると言えます。

★小学校の教科書がスゴイ!

その教育は、小学校から、日本とまったく違います

私は
『スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む』
という本の編訳者・鈴木賢志氏による講座を開きました。

参考レポート「主権者教育を考えよう!~スウェーデンの小学校に学ぶ」

たとえばSNSについて、スウェーデンでは、危険性を教えるだけでなく、
自分の発信が世界に影響を与えることを強調します。

さらに、デモをする、署名活動をする、政治家に会うといった具体的な行動が、
小学校の一般的な教科書に掲載されています。

自分のことばや行動には力がある。
そのことを、小学校から教える

それが主権者教育の一歩です。

★高校では、リアルな討論会!

スウェーデンでは高校生にもなると、学校に政治家を呼び、討論会が行われます。

選挙権はなくとも、政治家も、その場を重視します。
同じ市民であり、数年後の有権者だからです。

練馬区でも、高校生による選挙キャンペーンや、
区立学校でも模擬投票等を行っていますが、

給食のメニューといった架空の投票ではなく、
現実の政治を題材とすること、
政治家にリアルで接することが重要です。

 

1Q:リアルな取り組みを

区立の学校でも、実際の議員や候補予定者を呼んでの討論会など
リアルな取り組みも行うべきです。

見解を伺います。

練馬区A(教育振興部長)
  • 区立小中学校では、社会科や道徳科などの授業を通して主権者教育を実施しています(※1)。
  • また、学級活動や児童会・生徒会活動などで(※2)、
    • 学校生活上の諸問題や学校行事の計画・運営等について、
    • 児童生徒が話し合いを通じて合意形成や、意思決定をしたりするなど、
    • 民主的に物事を解決する方法を体験的に学んでいます。
  • 学習指導要領では、主権者教育の実施にあたり、教育基本法で禁止されている特定の政党を支持する政治教育とならないよう、十分留意する必要があるとしています。
  • 政治家等を学校に招く場合には、全政党の議員を招く必要があり、区立学校での実施は現実的に困難です(※3)。
  • 高口注 ※1:教科化された道徳科で、主権者教育を行うこわさを、私は逆に感じるのですが…
  • ※2:実際にどこまで民主的に運営できているか…子どもの意見を聴いてみたいです…
  • ※3:困難と言っているだけで、できないとは言っていないところがミソ! たとえば区長選や衆院選なら、候補者も限定されるので、実現可能ですよね。
  • 区立でダメなら都立や私立高校に働きかけて頂きたいです!

 

子どもの声から政策立案を!

私は1月、「練馬区長選ワークショップ」と題し、
子どもたちの意見を聞く場を開催しました。

そこで出た意見や疑問を、候補者にお送りし、回答頂きました。

参考「練馬区長選ワークショップ」レポート(1/22オンライン)
「練馬区長選ワークショップ」子ども達の質問への、予定候補者の回答

★子どもたちの意見

意見(●)には、

  • 学校ごとの謎なルールなど変わってほしい
  • フリースクールもごく自然な選択肢のひとつと思ってもらいたい
  • ランドセル重い!もっと軽くしてほしい
  • 休み時間をふやしてほしい
  • 学校の水道、お湯がでるようにしてほしい
  • たばこの取り締まりをもっと強化してほしい
  • 公園がもの足りない、アスレチックを作ってほしい!
  • 税金の使い方をちゃんと考えて

などがありました。

★子どもの質問→前川区長の答え

また、質問として、

「お金だけじゃなくて解決しなきゃいけないことはたくさんある。
何が重要だと考えますか?
区長になって、それをやりきる覚悟はありますか?

これに対し、前川区長はこう回答されました。

「ごく普通の方々が、ごく普通に美しく豊かな生活を楽しめるまち、
練馬を創ることが、私の大きな夢です。全力で頑張る覚悟です」

 

2Q:子どもの声を聴く場の設定を

上記子どもの意見(●)も参考にしつつ、

ぜひとも、区長自身が子どもの声を直接聴く場を設け
その声をもとに政策立案するよう求めます

お答えください。

練馬区長A
  • 練馬区長は、すべての質疑の中から、ポイントだけを答弁します。
  • 他の答弁は「そのほかの質問につきましては、技監および関係部長から答弁いたします」という形で、部長たちが答弁します。
  • なので、今回区長はどこを答えるのか?というのが注目ポイントの一つ?だったりするのですが……
  • 今回の高口の質疑には、「子育てに関する基本的な考え方について」という前置きで、以下の答弁がありました。
  • 私は、東京都職員時代に、しばらくロンドンに派遣されたことがあります。
  • 着任当時、英国では、赤ん坊をフライパンで炙った事件があり、児童虐待が大きな問題となっていました。
  • 最初に下宿したアイルランド人の大工さんの家には、2歳の男の子がいました。
  • 私も一緒に遊び可愛がったのですが、子育てには驚きました。
  • すでに両親と寝室を別にして一人で寝ていましたし
  • 年齢に不相応なほど、親の言うことをよく聞くのです。
  • 英国の行政や社会福祉の専門家に、皆さんの子育ては犬のしつけと同じだと話したことがあります。
  • ヘルマン・ヘッセの小説「車輪の下」の主人公の悲劇を連想してしまいました。
  • これに対して、日本の子育ては、大分違うのではないかと思っています。
  • 幕末から明治にかけて来日した外国人が、
    • 「世界中で日本ほど、子どもが親切に取り扱われ、深い注意が払われる国はない」
    • 「子どもたちは朝から晩まで幸福であるらしい」と評しています。
  • さらに歴史を遡ると、万葉集の時代から現在に至るまで、子どもへの豊かな愛情は、根本的な点で変わっていないのではないでしょうか。
  • 私自身も、子どもが生まれると、自然に川の字になって寝ていました。
  • 一方で、子育てには「社会の一員として成長するプロセス」であるという一面を無くすことはできません。
  • 子ども達の自由や自主性の尊重とのバランスをどう実現するか、非常に難しい問題だと感じています。
  • 区長になって、外遊びの活動や子育てのひろばを見てまわり、子ども達や保護者の声を聴いてきました。
  • 絶対の正解はなく試行錯誤が続くと思いますが、何より子どもの声、現場での対応を大切にしながら、模索していきたいと考えています。
  • 皆さんはどうお感じになりましたか…?

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