【高口ようこ一般質問2022-10】がん患者、家族・遺族支援とグリーフケア
2022/11/29、練馬区議会、高口ようこの一般質問、最後のテーマは……
がん対策。
夫が亡くなって6年たち、まだまだうまく言葉にできないことが多いです。
それでも、4年の任期最後の一般質問として。
社会に受け入れられ、仕事を続けられるサポート、
当事者や、家族の支援。
そして、自分らしいさいごを迎える在宅医療
の充実を……
今の思いを、こめました。
↓以下、質疑です。
がんとともに
現在練馬区では、がん患者や家族へのニーズ調査中で
それを踏まえた施策を行う予定です。
いつまでも健康であることや、そのための努力や
医療が発達し、回復できることは、素晴らしいことです。
一方で、ひとはだれしも病気になり、いつかはさいごを迎えます。
41歳の夫を亡くした妻として思うことは、
死それ自体は、悪いことではない、ということです。
健康である良さばかりが強調されると
病を抱えて生きる方の否定になりかねません。
1Q:予防策だけでなく…
今後のがん施策では、予防策だけでなく、
- 社会に受け入れられ、療養に専念できたり、仕事を続けられるサポート
- 自分らしいさいごを迎える在宅医療
- 当事者はもちろん、第2の患者と言われる家族支援
の充実を求めます。
2Q:グリーフケアを
私自身、
「あの時もっとああしてあげればよかった」
という後悔は、6年たっても消えません。
きっと一生消えないと思います。
遺族へのグリーフケア、
特に、こどもたちへのチャイルドグリーフケアにも
取り組んで頂きたいと思います。
見解を伺います。
練馬区A(健康部長)
- 区は、順天堂練馬病院の「がん相談支援センター」と連携して、
- 緩和ケア交流会やがんに関するミニ講座を実施するなど
- 仕事と療養の両立を支援しています。
- また、乳がんを体験した人たちが集まって活動する団体と協働して講演会などを開催しています。
- 昨年度、練馬区医師会に「医療連携・在宅医療サポートセンター」を設置し
- 在宅医療に関する区民からの相談にも応じています。
- また、患者本人を主体に、家族や医療関係者が繰り返し話し合いを行い、本人の意思決定を支援するアドバンス・ケア・プランニングの啓発に取り組んでいます。
- ご家族や大切な方などを亡くす経験をされた方に対しては、保健相談所の保健師などが丁寧に対応しています。
- また、状況に応じて、悲しみに寄り添い、傾聴などを行うグリーフカウンセリングの紹介も行っています。
- がん患者や家族が必要とする支援を検討するため、本年10月、がん患者等ニーズ調査を実施しました。
- 調査では、「仕事と治療の両立」「がん患者のご家族への支援」などについて、伺っています。
- 調査結果を踏まえ、今後設置するがん患者支援連絡会で具体的な支援策について検討してまいります。
- 保健所の保健師さんに対応頂いたこと、私はないですが……
- そもそも保健所から何か接触があったこと自体がないですが……
- 当然、グリーフカウンセリングを紹介している存在も知りませんでした。
- 保健所でやっていることをそもそも知らないのに、保健所に相談しないと受けられない支援なら、とても「丁寧」とは言えないと思います……
- しっかり届くよう、改善をお願いします。
だれもが地域のなかで、ゆるやかにつながり、育ちあいながら、
ともにくらすインクルーシブな社会を求め
一般質問を終わります。
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