【高口ようこ一般質問2022-4】牛乳とオーガニック給食

2022/11/29、練馬区議会・高口ようこの一般質問、4つ目のテーマです。

子どもの権利をどこまで認めるか…が問われる、牛乳の課題。

ストローレス牛乳を求めたところ、
「メーカーに廃止を働き掛ける」
前向きな答弁を引き出しました!

給食無償化と、オーガニック給食については、
できるところからはじめよう!
と、具体的に提案しました!

↓以下、質疑


牛乳の課題

子どもの権利を中心に据えると、
子どものワガママと思われていたことが、権利だとわかります。

 

たとえば給食。

以前に比べ、食べ残しの強要は減っており、
嫌いな食材は、最初からお皿に盛らないなどの対応は
アタリマエになってきました。

根深く残る課題が、牛乳です。

アレルギー以外にも、味が苦手、体に合わない
といった理由で、牛乳が飲めない生徒がいます。

 

1Q:手続きの簡素化を!

練馬区では、アレルギーは年1回診断書が必要で、
それ以外は診断書不要としながら、実際には求められるケースがあります。

他区では、アレルギーでもそれ以外でも、医師の診断不要で、
親の判断で停止できる学校もあると聞いています。

手続きの簡素化を求めます。

練馬区A(教育振興部長)
  • 牛乳は、必要なカルシウム摂取のために提供しています。
  • アレルギー等により、牛乳を含め接種できない食材がある児童生徒には、校内で個々の状況を共有し、学校生活を安心して送れるようにするため、年1度の診断書の提出をお願いしています。

 

2Q:ストローレス牛乳に!

また、練馬区の小学3年生、堀越えりかさんによる
「給食用牛乳のプラスチック製ストローをなくしたい」
との署名活動には、現在、約3万人も賛同しています。

  • 子どもの声に応え、ストローレス牛乳の導入を求めます
  • メーカー、都、国にも、ストローレス推進を働きかけてください。

見解を伺います。

練馬区A(教育振興部長)
  • 都および容器等を製造する牛乳メーカーに対し、廃止を働き掛けてまいります。
  • ※高口注:導入については触れずでしたが、一歩前進の答弁です!

 

オーガニック給食

今、全国的に、給食無償化や
オーガニック給食を求める声が高まっており
練馬区でも実現を求めます

有機農業の課題として、安定供給等があげられますが、

10月開催の「全国オーガニック給食フォーラム」では、
むしろ給食用に適正価格で買い上げることで、
有機農業の推進が期待できる、との解決策が示されました。

武蔵野市は、都市でありながら、契約農家と提携しつつ
有機給食を実現しました。

 

3Q:まずはお米から

練馬区も、区内の有機農業化をさらに支援し、地産地消を進める一方で、

地方と提携し、まずは、お米から有機に変えることを提案します。

有機給食で有名な千葉県いすみ市も、お米からスタートしました。

練馬区でも特別栽培米を取り寄せる学校もあり、それを全校に広げたり、

米食週3.8日のうちの1日からでも始める等、進めてください。

練馬区A(教育振興部長)
  • オーガニック、有機栽培作物は栽培に労力やコストを要すること等から、耕作地面積も全国の耕作地の0.5%程度となっており、流通量の点から学校給食への導入は困難です。
  • 国は、耕作地の比率を25%まで引き上げることを目標としていることから、
  • その動向を注視してまいります。
  • 実際に導入している自治体は、地方農家と提携することで実現しています!(←と、質疑の中で、例にも出しているのですが…)
  • 国全体の耕作地を引き上げるためにも、給食での導入が重要なのです!

 

4Q:小麦を国産に

また、熊本県は、ママたちの署名活動にこたえ、給食のパンを国産小麦に変えました。

ロシア・ウクライナ情勢や円安により、海外に食料を依存するこわさが高まっています。

フードショックに備え、国産小麦へ転換すべきです。

練馬区A(教育振興部長)
  • 国産小麦は輸入小麦の2倍の価格となっており
  • 国産小麦への転換は保護者への負担増にも直結することから
  • 物価上昇が続く現在の状況では学校給食への導入は困難です。
  • 保護者の負担だから…と逃げず、そこは区が負担すればよいのでは?
  • 物価上昇、円安で国産が見直される今だからこそ、食料自給率を高めるためにも、必要ではないでしょうか!
  • いつやるの?今でしょ!と言いたくなりますね~

 


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