練馬区民一人あたり、何グラムのごみが出る?

*9/17都市農業・みどり環境等特別委員会の案件「令和2年度練馬区第4次一般廃棄物処理基本計画の進捗状況について」のレポートです。

練馬区では、区民一人当たりが出す
ゴミの量を、毎年発表しています。

令和2年度、去年度は
493グラム

令和元年度より
15グラム増えました。

やはりコロナ禍の在宅ワークなど
自宅でいる時間が増えて
自宅でのゴミの量が増えた
のが原因と思います。

一方リサイクル率も
0.4%
ですが、上がっています。

リサイクル率は上がっているけれど
ゴミも増えている
というのが現状です。


↓委員会資料


回収してから「先」が問題!

リサイクル率が上がればいい
というだけではなくて、
どのようにリサイクルされているか、
回収してから”先”も問題です。

例えばプラスチックに関しては
サーマルリサイクル…
いわゆる熱、清掃工場で燃やします。

炉の温度をあげる効果もあるのですが、
それをリサイクル率としてカウントする。

ただ海外ではもうそれは
リサイクルではない、といわれており、
サーマルリサイクルについても課題です。

それから、
「容器包装プラスチック」。

たとえばペットボトルのカバーの所など
容器のプラスチックは
リサイクルしていますが、

それ以外の、例えば
加工されたおもちゃなど
プラスチックの加工品は
リサイクルできません。

可燃ゴミになります。

これは国の動向が変わって
今後はおそらくそれも
リサイクルしなきゃいけない
という風に変わっていくと思うのですが

一方でそれをリサイクルするためには
限られた工場へ運ぶためのコスト等が
かなり膨大になることが見込まれます。

そこが今後の課題です。

↓一人あたりにかかる処理経費はこちら

ビン→ビンへのリサイクルが難しい理由

それから資源ごみの中では
紙は溶かして雑紙にしたりとリサイクル率がよく、
缶もリサイクル率がいいのですが……

ビンについては、
特に今ワインで、色のついた
おしゃれなビンが出てきていますが、
あれはかなりリサイクルが難しいそうです。

細かく砕いて路面盤…
道路の舗装などに使っているそうですが、

やはりゴミ自体を減らしていく
特にプラスチック自体を
減らしていく取り組みが
重要だと思います。


まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。