練馬区の施設での倒木…2次点検の結果は?再発防止のために重要なことは…?

練馬区立施設で、倒木が発生しました。

けが人はいなかったけれども
民家を傷つけてしまった
…という事故があり、損害賠償をしています。

それを受け、全区立施設において、
倒木が発生するような危険な樹木はないか
全点検を行いました。

★一次点検では…

小中学校で85施設847本
区立施設で103施設306本

と大量な数が出たのですが、

★さらに2次点検が行われました。

これは専門家によるものです。

その結果
14施設22本で伐採が必要
3施設3本が剪定が必要

と、専門家の確認がとれました。

伐採・剪定はすでに
9月30日に終了しています。

★今後重要なのは維持管理

『街路樹は問いかける』
という本を読んだのですが
(今回は街路樹ではないのですが)

やっぱり樹というのは生きているので
いかに維持管理をしていくかが重要です。

そこをしっかり見られる専門家が点検をすること、
さらに、その技術を継承していくこと、
そこにきちんと予算をつけること。

何よりもそこにある樹をどんな風にしていきたいか
という行政の明確な方針が重要
……と書いてありました。

樹は生きているので
たとえば「落ち葉が…」などいろいろ言われて
枝をバサッと切ったりします。

「切り詰め」というのが
今一般的に行われていて
切り詰められた樹木を、
よく見かけると思います。

そうするとそこから
どんどんどんどん傷んでいく。

本当は傷まないような剪定が
重要であり、できるのですが、

なかなかそれができておらず、
木が傷むと
空洞化などにつながって
結局は倒木につながっていく

ということも書いてありました。

★行政の本気度が試される

今後の倒木を防ぐためにも、
やっぱりきちんと維持管理をしていく。

そのためには、
みどりを守るということに
どのくらい本気で
予算を含めてかけていくか。
その合意形成をどうしていくか。

そこが重要だと思っています。

以上、まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。


10月12日「都市農業・みどり環境等特別委員会」のレポートです。