横浜市・保育園埋設の放射性汚染土問題…練馬区の現状は?
問題になっています、「横浜市・保育園埋設の放射性汚染土問題」
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「心配」「練馬区はどうなってるの?」というご相談を、複数いただいております。
私自身、3.11当時、長男が1歳半。その後、長女の妊娠も。食べ物、水、遊び場……毎日が不安でたまらなかった、あの時の不安。ありありと思い起こせます。
外あそびさせるのが不安で、どうやったら室内でおもいっきりあそばせられるか、日々頭を悩ませていました。
大切な大切な、こどものいのちに関わる問題。
ご心配、ご不安な気持ち、本当によくわかります。
区に状況を確認中ですが、調べた範囲で、お知らせいたします。
★3.11後、測定を実施
- 2011年8月~に簡易測定を実施
・保育園、幼稚園、小中学校(234か所)
・公園・緑地等(625か所)
・憩いの森・スポーツ施設(59か所)
★基準値を超えた廃土=除却→地中に埋める
- 保育園は、春日町保育園のみで、基準値を超える測定結果
→土をいれかえて、袋詰め
→50センチ以上深いところに埋め
→物置小屋をそのうえにたて、子どもが近づけないようにしてある
→鍵がかかっていて、大人も用がなければ近づかない - 現在も、そのまま
→その後どのように対応するか、国から示されていないため…とのこと。 - 横浜のように、集約するセンターはない
★保育園以外…学校、幼稚園は?
- 練馬小学校ほか10校(園)が基準値超え
- 小学校…小竹、開進第四、仲町、光が丘第八、谷原、大泉第三
- 中学校…光が丘第二、大泉桜学園
- 光が丘第四、光が丘あかね幼稚園は廃校・廃園に
- 「地中保管」で対応(コーンなどで、人が近づかないようにしてある)
- 中村小学校の養生シート3枚が高く、張り替え
→現在は区役所地下に保管(平成24年2月14日/企画総務委員会の議事録にて確認)
★遊び場は?
- 全遊び場39か所中、谷原ひばり遊園地のみ基準値超え
- 対応:箇所の土を掘削→袋に封入→地中に埋め、覆う
★練馬区の「基準」は?
- 当時の除却基準→毎時0.24µSvを超えたら
- 年間1mSv→外部被ばくの防護基準を満たすために許容される空間線量
- 内部被ばくは考慮せず
- 他自治体も同様の数字が多い
↓当時の資料はこちら
★その後の測定状況は?
- 3.11後、6カ月測定し、低い状態が続いたのでやめた
- 理由:増減するものでなく、一度下がれば下がっていくものだから
- 漏れていない限り、保管しているかぎり、線量があがることはない
- その後、定期的な測定はしていない
★基準以下の土などは…?
- 「放射性廃棄物」扱いにならない
→記録がない可能性も…
★今後の測定について……
- 区が保有する測定機器
→「町会・自治会にのみ」貸し出しを認めている - 昨年の議会で、一般貸し出しについて質問がありましたが……すげない対応
皆様からは、「もう一度測定してほしい」の声を多数いただきました。本当にそうしたいですし、議会で取り上げ、区を動かすのが議員の仕事ですが……今の議会の状況をみると、区を動かし、一斉に測定させるのは時間がかかりそうです。
一方で、「子どもと通う公園の線量が、今すぐ知りたい!」というのが、皆さんのお気持ちだと思います。ですので、近々、ガイガーカウンターを購入し、希望する方にお貸し出ししようかと思っています(高口までお問い合わせください)。
お子さんが通われる保育園などで気になる方は、ぜひ園にご相談されてはいかがでしょうか。一斉の測定は難しくとも、個別の対応にはのってくれるかと思います。