区立豊玉保育園、最新資料&陳情の行方

区立豊玉保育園の委託反対に関する陳情が、今議会に提出されています。その陳情に関する資料が、12/6(月)、10(水)の文教児童青少年委員会にて、出されました。

資料が出される=陳情の審査(採択・不採択を決定)をすることがセットのようになっています。

この陳情の審査を、12/12(水)10時からの文教児童青少年委員会で行うことが予想されます。

傍聴の方は、西庁舎8階に直接お越しください。予約不要です。

資料から読み解く、保育園委託の問題点

  • 委託園の離職率は、直営園の約10倍!
    →特に、2年目に急増!
  • 延長保育の利用率は、意外と低い!
    *区が「保護者のニーズ」として真っ先にあげるのが延長保育ですが、利用率は高くないことが判明。
    *「夕1」は、豊玉保育園でも実施済み。
    *そもそも、延長保育が直営園でできないわけではなく、区が認めていないだけです。「延長保育」というメニューで、委託を進めたい意図が透けて見えませんか?
  • 区が委託を進めてよいとしている根拠は、都の第三者評価と、保護者アンケートの満足度。
    *満足度と、保育の質は別物です!
  • 引継ぎのアンケートを見ると、先生方の負担が切実に綴られています。保育士不足とされるなか、現場の保育士さんに、しわよせが……。

保育士不足は、本当に深刻!

  • 保育士不足について、区は現在、1都3県のみならず、「栃木、茨城、群馬」からも募集していると説明。地域の実情がわかっている法人……などと言える状況ではありません。
  • それほど保育事業者が集まらないのは、やはり、保育士の給与が低く、労働環境が厳しいからです。
  • 一方、安定した雇用が保証された直営園には、応募が多数ある、という他自治体の実例も(北区の直営園で、80名の募集に対し、500名の応募があったそう!)。
  • 保育士不足が深刻な今、直営をなくし、本当に委託を進めていいのかどうか、もう一度立ち止まって考え直すべきではないでしょうか?

 

*以下、資料をUPしておきます。