練馬区議会・決算「こども家庭費」より重要情報!
2021/10/6 練馬区議会・決算特別委員会「こども家庭費」より、注目の情報をお届けします。
*練馬区の答弁の要約です
保育園
★保育園でのPCR検査
- 東京都から情報→都議会で審議中、検討中
- 希望者ではなく、濃厚接触者の可能性+無症状の対象者
- 第六波で保健所のひっ迫のおそれ→時間を要する→先行検査として考える
*高口注:わかりにくいのですが、どういうことかというと、心配なら誰でも広く受けられるというわけではなく、
「保健所がひっ迫していて、すぐに保健所が濃厚接触者の決定をできない
→そこで、保健所が濃厚接触者とする可能性のある人に対して”先行”して、検査する」
ということ…「準・濃厚接触者」の扱いです。
そのため、検査で陰性であっても、「一定期間自宅待機」などの対応がなされる可能性があります。
現場としては、とても使いにくいものになる可能性があります。
★民営化
- 目的:保育サービスをさらに充実すること
- 運営予算の仕組み→歳出
- 区立委託:委託料
- 私立:補助金
- 歳入
- 区立:区の一般財源
- 私立:都区財調、国・都補助金
- 高野台保育園、民営化の単純試算
- 歳出→1億円縮減するが
- 収入も→1億円へる(財調)
*高口注:練馬区は「一定の財政効果」と言いますが、「歳出も歳入も約1億円へる」→つまり、プラマイはほぼゼロ、と言っています。財政効果は???…疑問です。
また、練馬区の答弁からも、区立・私立での違いは、歳入が、区立は区の持ち出し(一般財源)ですが、私立になると補助金等が入ってくるから、区の持ち出しが減るため、とわかります。都・国の税金も私たちの税金なので、払っているほうとしては変わりないのですが…こういう国の仕組み自体が、民営化の背景にあります。
虐待
★虐待対応拠点
- 令和2年度、東京都からの措置件数:232件
- 内容
- 近隣、知人から警察に通告
→初期確認→安全確認が適しているもの - 例:泣き声がどこかわからない
- 面前DVを目撃が186件、8割
- 近隣、知人から警察に通告
- 対応の流れ
- 都の児相センター、区のこども家庭支援センター
- 共通チェックリスト→振り分け
- 区→都、都→区
- 都区合同受理会議→その場で決定
- これまで事前会議があったぶん、迅速な初期対応、速やかな訪問につなげている
- 受理会議
- 都区のTV会議システム
- 通告情報を共有
- 初期、初動対応を決定
- 都児童が受付、軽度なもの→区に振り分け
- たとえば、面前DVなど
- 実績を積み上げ、リスク評価→実際の対応を協議→実効性高める
*高口注:面前DVが軽度であるような答弁でしたが、面前DV=軽度ではありません。
★対応強化
- 今年度、面前DV対応係を設置
- OJT
- 都の専門ケアプログラム→心理職を通年で派遣
★コロナで増加?
- 厚労省「コロナとの明確な因果関係は分からない」としている
- 区→様々、わからない→動向を注視
多胎児支援
★支援の実績
- 育児支援ヘルパー減額(1時間500円→300円)
- 8月末に11世帯が申請
- 9世帯が利用
- ファミサポ利用券(2人分→1人分の値段でOKに)
- 今年度42人登録
- 8月末:10世帯
- のべ169枚利用
★東京都のベビーシッター事業を導入しない理由
- 都の認定事業者
- 区で決められない
- 自宅のみ
- ファミサポ
- 区がマッチング→顔合わせ→サービス提供
- 援助会員の自宅+ファミサポホームで可能
- スキルアップ講習会
- 顔の見える関係が強み
医療的ケア児
★たんの吸引
- 法改正→2日の座学、看護師の実地研修
- たんの吸引→保育士でも可能に
その他、子育て支援
★おむつ自販機
- 課題:既存の自販機との調整、新たなスペースの確保
- 導入自治体の調査
- 契約更新のタイミングをとらえ検討