旭丘小中、小竹小、統廃合変更案の地域説明会詳細レポ

11/9~10、旭丘小中&小竹小の統廃合の「対応方針案の変更案」(こんがらがりますね…)に関する、「地域説明会」が、旭丘中にて、開催されました。

両日参加しての内容を、まとめてUPします。

*同様の内容の質疑は、まとめるなどしています。正式な議事録は、後日区のHPで公開される予定です。
*【*高口注*】は、高口の補足です。当日発言できなかったので……(議員は発言しないのが暗黙?のルールだそう)

当日資料(17P)

11/9~10地域説明会 主なQ&A

Q 具体的なスケジュールが見えない。たとえば、中学校3年間、ずっと建て替えの時期にあたったら、かわいそうだ。

【区】
スケジュールについては、いつまでどう基準にするのか、区として決まっていない。

【*高口注*】
それで、住民が何をどう判断できるというのでしょうか…。

Q 「当面」とは、具体的にどのくらいなのか?

【区】
生徒数の動向を踏まえて判断。引き続き協議する。今後の判断で、今は決まっていない

 

Q 「当面」といいながら、新校ができたら強引に統廃合を押し付ける乱暴はしてほしくない。先行して進めるのは、小竹小とは別個に考えるべき。

【区】
生徒数の動向を踏まえ、今後の状況を見ながら判断する。

Q 小竹小の廃校を前提とせずに、新校のキャパなど考えられない。計画性がない。小竹小が入る前提で進めるのか。「当面」という言葉と矛盾している。

【*高口注*】
どのくらいの大きさの学校を作るかなど、小竹小抜きに決められないのですが……区の回答はありませんでした。

Q 小竹小がなくなる提案なのか?

【区】
児童数は今後増える見込みだが、旭丘小中の過小規模は解消されない。3校の統廃合の方針は、基本的に変わらない。

【*高口注*】
資料を見てもわかる通り、小竹小と統合しても、旭丘中の過小規模は解消されないのです!! 過小規模を解消するという理由に対する、大きな矛盾ではないでしょうか?

Q 小竹小の生徒数は確実に増えている。生徒が減少したから統廃合という従来の説明は、成立しない。廃校の理由がない。

【区】
近年は増加見込みだが、年少人口の低減が見込まれる。

【*高口注*】
少子化は練馬全域、日本全国の問題であり、「小竹小の子どもだけが減る」わけではなりません。したがって、「小竹小だけの廃校の理由」にはなりません。

Q 5年後以降の児童数も資料に載せて。

【区】
保護者に情報発信し、わかりやすい資料を作りたい。

【*高口注*】
児童数を出せるのは5年間しかありません(0歳児が生まれてから)。それ以降は、練馬全域の推計しかなく、小竹や旭丘に限定した、5年以上の推計を出すことは不可能(資料が存在しない)です。
それを伝えず、うまくかわした回答となっているのです……。

Q 旭丘小と小竹小を合算しても、旭丘中の生徒数と合わないのはなぜ?

【区】
1/6程度の生徒が、私立などに進学します。

【*高口注*】
5年後、旭丘小と小竹小をあわせると、600人以上になりますが、旭丘中は200人程度のまま。私立などにいく「6分の1」を抜いても、計算がまったく合いません! でもその説明はありませんでした…。

Q 小竹小は現在築59年。改築はどうなるのか?

【区】
小竹小に限らず、改築は年数、児童数などで総合的に判断する。55年を超える学校も複数ある。

【*高口注*】
古い学校が複数あっても、「区内で最も古い小竹小を改築しない」ということの理由にはならないし、それが子どもや地域の安全に対して、無責任であることに変わりはありません。

Q 改築しないで安全性は?

【区】
必要な改修は行う。
3年に1度の法定点検でチェックしている。引き続き、建物は使えると認識している。

【*高口注*】
ここでいう「改修」とは、雨漏りがあったら直すといった程度のもので、校舎の躯体自体の安全を保証するものではありません。躯体自体の安全は、改築でしか担保できないのです。

また、「法定点検」も、コンクリートがもつかどうかを保証する点検ではありません!

【区】
長い目で見て、今の技術だと70-80年使える校舎が建つ。学校の改築には慎重な判断が求められる。

【*高口注*】
多目的化、複合化の設計にし、30年か50年後か、本当に少子化になったときに転用できるようにしておけば、解決するのです。今、小竹小の廃校を決める根拠、改築しない根拠にもなりません。

Q 一番古い小竹小を、なぜ改築スケジュールに含めないのか? 何かあってから、「想定外だった」という言葉は聞きたくない。特に体育館は、下を地下鉄が通っており、軽量鉄骨になっている。避難拠点として心配。

【区】
耐震補強は済んでいる。

【*高口注*】
耐震補強も、「コンクリートが何年もつか」の長寿命化自体を保証するものではありません!!

Q 小中一貫教育校、デメリットも共有を。

【区】
一般的に、9年間人間関係が固定化することが課題。
小中一貫教育校になったからといって、特別すごいことができるわけではない。

Q 10数年かかる計画。責任をもって新校を見届ける措置を。

【区】
何らかの措置をしたい。

Q 小学校は、まちのコミュニティの拠点。核となる存在。それがなくなることは、まちのあり方に関わる。

【区】
地域活動が活発であることは認識。地域活動を支援するスタンスは変わらない。

【*高口注*】
コミュニティを大切にするのであれば、どちらの小学校も残すべきではないでしょうか。

Q 小竹小での地域説明会の開催を。丁寧な議論を。

【区】
今後も、丁寧に話を聞いていきたい。

Q こどもたち、保護者の不安が、置いてけぼりになっている。

【区】
これまで以上に情報提供し、相談、対応などきちんとしていきたい。