8/28清掃・エネルギー等特別委員会
8/28は「清掃・エネルギー等特別委員会」(通称「清掃特」)でした。
委員会にはそれぞれ「設置目的」があり、清掃特の場合、
- 清掃事業についての調査研究
- 資源循環型についての調査研究
- エネルギー対策についての調査研究
の3点です。
本日の委員会では主に2点議案がありました。
1.2017年度の資源・ごみ量
ごみの処理には、23区が共同で設置した「東京二十三区清掃一部事務組合」(通称「清掃一組」)が関わっています。
その清掃一組が発表した、昨年度の23区と練馬区の資源・ごみ量についての案件です。
練馬区は、前年度比
1.可燃、不燃は減少
2.粗大ごみは増加
3.全体で、99.8%→微減
4.資源回収量→99%→微減
23区では、全体で100.4%→微増
「持込ごみ」=事業ごみの問題
事業者が出すごみは、「持込ごみ」と呼ばれています(字面から想像できないので、わかりづらいですね)。
家庭ごみが減少傾向にあるのに比べ、この持込ごみがなかなか減らない問題が。23区では、前年度比101.7%と微増。
練馬区の数字が資料になかったのですが、高口が質疑したところ、口頭にて「約29268トン」「(23区の)2.99%。都心部が中心となっている」との発表がありました。今年度出した数字のため、前年度比がないようですが、来年度以降の増減傾向に注目が必要です。
ごみの持ち去り
資源ごみに関しては、ごみの持ち去りも問題となっています。
地域の方からもご相談を頂き、その後高口自身も何度も目撃しました。写真に撮って区に報告するなどしていますが……。
先日は、まさに持ち去りの現場を見て、「区に通報しますよ、やめてください」と注意(子どもと一緒だったので、やんわりと……)。その場で「すみません」と言われましたが、走り去った車を見ていたら、数十メートル先でまた持ち去りを行っていました。
住宅街でスピードをあげる持ち去り車は、危険運転も心配。
区はパトロールの強化などを行っていますが、効果には疑問も感じます。条例に基づく本格的な対応が必要ではないかと、委員会でも要望しました。
ごみ分別アプリ?
委員会中、ごみ分別のアプリを求める声が、多くあがっていました。便利になることはもちろん否定しませんが、税金がかかります。
高口の夫はアプリ関係の会社にいたので、「保守・管理・運営の大変さ」「機種やバージョンによっても利用環境が異なる」「技術の向上によって、数年で大きく変わる」ことを知っています。
アプリは、冊子のように「作って配って終わり」ではありません。さらに、ダウンロードを促すための宣伝費用もかかります。
参考までに、練馬区が独自に開発した「ねりまちてくてくサプリ」は、アンドロイドで現在、約1000ダウンロード(Googleプレイ上で確認)。1000万円(!)のプレゼントキャンペーンをかけました。
高口は、互換性の高いWEB上のサービスのほうが、後々も使いやすくてよいのでは……と考えるのですが……。
*今もありますが、スマホで見やすくするなど。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/gomi/wakekata/bunbetsu/agyo.html
皆さんは、どう考えますか?
2.災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定
練馬区は、区内の電気自動車等を、災害時、避難拠点の緊急電源として使用します。現在、計11台を保有。使用には外部給電機が必要で、現在は10台。医療救護のある避難拠点に優先配備するとのこと。
今回の「協定」とは……区内の日産自動車6店舗が所有する電気自動車を災害時に借りる、店舗内の充電スタンドを優先利用するといった内容です。1店舗1台×6台。
1台につきどのくらい電気が使えるのか、どんな利用を想定しているのか質問したところ、「一般家庭1~3日分」「一度に90A使えるが、一気に使うと短時間に」「携帯の充電、明かりなどに使用を想定」とのこと。
避難拠点となる体育館に、順次エアコンが設置される予定ですが、「家庭用エアコンなら短時間動かせるが、避難拠点のエアコンを動かすのは難しい」とのことでした。
9/7(金)~議会が始まります!
9/7(金)より、議会が始まります。ちょっと更新が滞るかもしれませんが(汗)、区政の問題が皆さんに届くよう、わかりやすい発信を心がけます!
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