児童館と私……こどもを大切にすることは、おとなを大事にすること。

児童館と私。

桜台生まれの私は、25年前(四半世紀!)、江古田の栄町児童館に通っていました。
当時「エスケン」が流行っていて、職員さんにズドーーーン!と突撃! 「痛いっ」とひるんだ隙に、ゴーーール! 得意げだった小学生の私……(^^;)

今親になってわかるのは、小学校高学年の本気はかなり強烈!(幼稚園児が突っ込んできたってすごい衝撃なんだから……) 毎日一緒に遊んでくれた職員さんって、すごいんだなあ……体力も、懐の深さも、こどもへのまなざしも。

こどもと遊ぶって、高度な専門性なんだと、つくづく思います(尊敬)。
あの時私と遊んでくれた職員さん、ありがとうございますー!

こどもが本気で、安心して遊べる居場所がどんどん狭くなるなか、児童館は大切な存在です。

一方で、どんどん委託化が進む現実。

職員が安心して働けるからこそ、目の前のこどもに集中できる。そのなかで、こどもの環境が守られる。現場の人たちが力を発揮できる環境を整えることが、行政の役割ではないか……私はそう考えます。

安易な委託化で、一見税金が大幅に削減されたように見えて、削られているのは人件費。いわゆる、官製ワーキングプアです。
安心して働き続けられる環境が、めぐりめぐって、社会を豊かにしていく。

私はフリーランスなので、「下請け」の立場を知っています。構造的に、声をあげにくい。現場の力を活かすためには、現場の雇用が安定し、声をあげやすくすること。そこで接する区民や子どもたちのためにも、大切だと思います。

四半世紀前、私が育ててもらった児童館。こどもたちに何が必要か、そのためにこどもの居場所がどうあるべきか……

児童館に限らず、高齢者の施設も、保育園もすべて根っこは同じじゃないかと。

こどものためには、おとなも大事にしなければ。