【6/20-22区民生活委員会レポート】練馬区立美術館改築に絡む、サンライフ練馬の問題も!
※2023/6/20、22の練馬区議会・区民生活委員会のレポートです。
指定管理者制度適用施設のモニタリング
毎年、指定管理の施設に対し、モニタリングを行っています。
次年度が指定管理の選定のあたる年は、5年間のモニタリングも行います。
「優」はほぼなく、「要改善」はもっとめったになく、
「良」がほとんど。
ちなみに、それをするのは課長なので、そりゃ「要改善」なんかめったに出ないよな、と思うわけですが……(自分の管理責任が問われますからね…)
各委員会には、その所管の施設のみ、報告があります。
★サンライフ練馬=良
区民生活委員会が所管する中で、今問題となっている、練馬区立美術館の改築のために、廃止されようとしている、サンライフ練馬があります。
正式名称は、「東京中高年齢労働者福祉センター」。
そのモニタリング結果を見ると…すべて良。
- 「利用者アンケートの満足では91.5%と高く、評価も良好」
など、高く評価されています。
じゃあなんでつぶすんだよ!?
と思ってしまいますね……
詳細モニタリング結果は練馬区HPから確認できます(6/23時点で令和4年度分はまだあがっていませんが、そのうち更新されるかと…)
指定管理者の選定
次年度、指定管理期間が終了する施設についての報告です。
ここにも、サンライフ練馬が入っていました。
★サンライフ練馬の指定管理=2年のみの延長
理由がある場合は、公募を行わずに、今の事業者を継続できる仕組みがあります。
サンライフ練馬については、令和7年度(2025年度)廃止を予定しているため、
「令和6年~8年度」という2年間のみ、継続ということに。
練馬建物総合管理協同組合が、引き続き受けます。
「必要な機能は残す」と言っている練馬区ですが、まさに今、社会情勢として、働く高齢者、働かざるを得ない高齢者が増えています。
中高年の労働相談は、まさに必要となってくるわけですが……
高口からは
- 陳情が出ているとおり、サンライフ練馬の存続の声は根強い
- 廃止については見直し、再検討を
と、強く求めました。
★大泉勤労福祉会館=3年継続
老朽化が進んでいる勤労福祉会館は、令和6年度(2024年度)から具体的な検討をはじめます。「大規模改修」(建替えではなく、直す)を前提としています。
「勤労福祉」という館名どおり、労働相談を行っていますが、それについても
- 練馬区「今後の方向性」
- 「労働相談を含めて検討を行う」
……と、労働相談をなくす可能性を示唆した答弁。
サンライフ練馬もなくし、勤労福祉会館でも相談機能をなくしたら、
労働相談はどうなるのでしょうか?
★個人情報の取り扱いは?
向山庭園のアゴラ造園株式会社とは、協定を締結。
指定管理者とは、個人情報に関する協定も結ぶのですが、個人情報保護法の法改正が行われ、練馬区での条例の位置づけも変わりました。
協定がどのように変化したか聞いたところ……
- 指定管理者における個人情報の取扱いに関する運用ガイドを策定
- 運用ガイドと法改正を踏まえた対応をモニタリングしていく
との答弁。
法改正により、練馬区個人情報保護条例は骨抜きにされてしまったので……、今後どのように個人情報を守りモニタリングしていくかも、注視していきます。
★石神井松の風文化公園=2年継続
石神井松の風文化公園についても、フットサル・テニス兼用コートとスケートボード広場の拡張整備があるため、2年間の継続となりました。
「練馬区体育協会・植文・五十嵐商会」の3社による共同事業体です。
高口からは、
- スケートボード場の設計や管理については、区内の詳しい方や専門家の方に、協力をあおいで頂きたい
と要望しました。
練馬区からは「様々な方の意見をきく」との答弁がありました。
フットサルコートは、1年間代替がない!
現在サンライフ練馬にある体育館で、フットサルもできるのですが、
練馬区はサンライフ練馬がなくなりにあたり、
「フットサルは石神井松の風文化公園の新しい施設で」
と、これまで説明してきました。
しかし……
- サンライフ練馬廃止=令和7年度(2025年度)
- 石神井松の風文化公園のフットサルコート整備=令和8年度(2026年度)
と、1年間のズレが!!!
しかしその点を、まったく説明していません。
「必要な機能は確保」
と堂々と言っておきながら、確保できていないのです……。
というかそもそも、中村橋→石神井で、「必要な機能を確保」って、遠すぎませんか?
今回の練馬区立美術館の問題が、石神井の施設整備にまで影響。
他にも、バレーボールについては光七小跡地をご案内していたりと、練馬区全域に、影響が及んでいる…と言えます。
敬老館、地区区民館の入浴事業→廃止
行かない方には知られていないかもしれませんが……
敬老館と地区区民館には、お風呂が設置されています。
利用者の固定化、新規利用者の少なさ、多額の修繕費や運営費……
といった理由で、長らく、見直しが課題となっていました。
そのなかでついに、練馬区は、入浴事業の廃止に踏み切りました。
★固定化とは?
地区区民館(12館)では、直近のデータで、総数26000人(2021年度2月末まで)。
うち、固定率は1館3-4人の方で、100%を超えるそうです。
★今後は?
敬老館と、旭町南地区区民館では、三寮サービスを実施。
他の地区区民館は場所が狭いので、更衣室として活用するそうです。
★利用者へのケアを!
高口からは、
- フロマエフィットネスなど、練馬区の事業につなげてほしい
- お風呂がないと来ない、出かけなくなる…などがないように
と求めました。
イベント関連
★ねりま漫画サロンinゆめりあホール
- 8/5:ちばてつや氏×村上もとか氏
- 8/6:新谷かおる氏×武論尊氏
- ワークショプ、似顔絵コーナーも
詳細練馬区HP
高口からは、
- 漫画家さんもいいけれど、区内在住のアニメーターさんによるトークイベントもやって頂きたい!
と、要望しました。
★2023年度:練馬つながるフェスタ
- 春日図書館:6/24
- 大泉図書館:9/30
- 光が丘IMAイベントスペース:11/11
- 石神井公園区民交流センター:12/16
- 関区民センター:2024/1/13
- 区民・産業プラザ(ココネリ):2024/3/2
★全国都市農業フェスティバル
- 11月19日
- 光が丘公園、光が丘体育館ほか
- 国分寺市、松戸市、名古屋市、京都市ほかを招聘
- 機運醸成に取り組む
高口からは、
- 前回の世界都市農業サミットで、たとえば韓国ではオーガニック給食、ニューヨークは福祉など、それぞれテーマがあった
- オーガニック給食など、実際に練馬区の施策にも反映を
…と、求めました。
その他
★区内公衆浴場への燃料費助成金
- 現行20000円→40000円へ増額
- 20か所
- 予算:480万円
高口からは、たとえば理容院、美容院等、同じように光熱費の高騰で打撃を受けている他産業への支援も検討頂きたい、と要望しました。
★大泉学園町希望が丘公園庭球場の休場
- 10/1-11/30の2ヶ月お休み
- 人工芝の張替のため
- 人工芝の耐用年数10年を超えたため(2011年4月設置)