【6/23練馬区議会・区民生活委員会レポート】『ファンタスティック・ビーストシリーズ』上映イベントに360万円…他

2023年6月23日の練馬区議会・区民生活委員会のレポートです!


『ファンタスティック・ビーストシリーズ』上映イベントに360万円

ハリーポッター全8作品の上映会に続き、ハリーポッターの世界観を引き継ぐ『ファンタスティック・ビーストシリーズ』を上映しよう…という企画。

  • 10/21(土)
    • ①『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
    • 上映後、ゲストトーク
    • スクリーン9(定員185名)
  • 10/22(日)
    • ②『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』
    • ③『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
    • スクリーン7(定員112名)
  • ユナイテッドシネマとしまえん
  • 1作品1000円
  • 7月1~21日:区民先行販売(在住、在勤、在学)
    →余ったら一般販売(9月中旬)

★予算は360万円

高口としては、作品についてどうこうでは全くなく、好きな方もいらっしゃることは重々承知しています。そのうえで、

なぜ、ハリーポッタースタジオツアー東京を盛り上げるために、練馬区が練馬区民の税金を使うのか?

という点に、疑問を持っています。

もっといえば、ワーナーさんが、当然頑張って自社で宣伝してらっしゃるのですから、練馬区は税金を使うことなく、上手に乗っからせて頂けばいいのに、と思うわけです……。

  • 今回の予算は、360万円。
  • 400人の来場を想定=収入は40万円。
  • =約320万円の赤字です。

以前開催したハリーポッター上映会は

  • 予算700万円
  • 636人来場=63万円
    • 参考:満員なら1480名(スクリーン9定員185名×8作品)
  • =約640万円の赤字

また、75%は区内、20%は区外、無回答が5%。
→区民でない方の参加も一定数。

この事業をやってハリーポッターが好きになったとしても、「ハリーポッタースタジオツアー東京に行こう!」というモチベーションにつながるだけで、そのお金は、練馬区には落ちないのです。

もちろん文化イベントが赤字であること自体はかまわないのですが、このイベントを開催した結果がどこにつながるか、どこに利益がいくかを考えると、やはり、考えてしまうのですよね……。

目的は違いますが、そういえば、こども食堂への補助も、同じくらいの予算だったなあ……。

(繰り返しですが、作品自体がどうこうではまったくなく、練馬区の事業としての問題です)


練馬こぶしハーフマラソン2023開催結果

3月26日に、あいにくの雨のなか行われたハーフマラソンの報告。

★今年は抽選なし=全員当選

高口は以前、マイルラン(小学生と中学生以上のペア)で申し込んだところ、見事落選…。

今回どうだったか聞いたところ

  • マイルラン→2倍以上の抽選率
  • 今年は申込者、全員当選
  • 一般(ハーフマラソン)も、落ちた方はいない
  • これまで区民枠1000人
    →実態は3000人の区民が応募
    →全体は5000人
  • 今年は3000人を超える区民から応募があり、全員当選にした

来年も抽選にならないかどうか、全員当選できるかどうかは状況次第とのことでしたが、

高口からは、申し込んだ区民が落選せずに参加できるよう、求めました。

★コース変更

としまえんが閉園となり、コースからはずれたことについては「残念」の声があったそうです。


大泉学園少年野球場、閉鎖へ……

これまで、一部民有地を無償で借用してきた大泉学園少年野球場。

練馬区で少年野球場は他に、練馬総合運動場にしかなく、貴重な場でしたが……

相続が発生し、相続人の方から金銭的な面で「急ぎ必要」ということで、「速やかに返還」することとなりました。

★経緯

  • 昨年(2022年)8月:相続発生
  • 2023年3月13日:書面で正式に返還申し出
  • 3月13日:閉場→現状回復工事
  • 5月31日:返還

練馬区としては、新しい地権者の方と何度かお話をし、区に売却してほしいとお願いしたものの……「非常に残念」(練馬区担当者)な結果に。

★今後の対応

民間なので仕方ないことですが、これまでプレイしていた「学童野球連盟」加盟団体28チーム等の子どもたちが、今後どうなるのか、が心配です。

  • 区立スポーツ施設(石神井公園松の風文化公園、大泉・希望が丘公園)に、利用枠を確保
  • ただし
  • 練馬区「すべては担保できていない」
  • 既存の利用者、連盟と協議し、「最小限を確保」
  • 「十分とは思っていない」

と、練馬区も十分ではないことを認めています。

子どもたちがのびのび遊んだりスポーツできる環境をまた確保していただきたいところ。

高口からは、練馬区としても検討を、と、求めました。

★残る区有地は?

今回返還するのは、6021㎡のうち、民有地の4021㎡。

残る2000㎡の区有地を、今後どう活用するかは、「区内部で検討」とのことでした。


その他報告

  • 国民健康保険法に基づく保健事業に関する実績および評価報告書(令和3年度版)
  • 『アニメプロジェクトin大泉2023』の開催結果
    • 19500名が来場
  • 農業委員会の委員の選任(16名)

参考