【練馬区議会】学校給食費無償化の意見書、否決に

※2022/12/9、練馬区議会レポートです。

3つの意見書に賛成!

練馬区議会、2022年第四定例会の最終日。

3つの意見書が出てきました。

  1. 知的障害者への支援拡充を、国に求める意見書
  2. 子育て世帯への総合的な支援を、国に求める意見書
  3. 給食費の無償化を、国に求める意見書

高口ようこが所属する会派(インクル)は、すべて「賛成」しました。

給食費無償化は、与党が反対→否決

★2つは可決

  1. 知的障害者への支援拡充
  2. 子育て世帯への総合的な支援

→この2つの意見書は、全会一致で可決

ただし、2つ目の意見書にある「出生数の改善を目指すため」という文言については、懸念がある旨を、議会運営委員会で意見しました。

子ども・子育て支援は、出生数改善の「ため」ではなく、
むしろそのような発想こそが、少子化につながっているものと考えます。

出生数の改善自体は反対ではありません。

子ども・子育て支援を充実させ、結果として出生数が改善する。
という考え方が重要です。

★給食費無償化の意見書は否決…

給食費無償化を求める意見書は、こちら↓

給食費は約5万円と、教育費の中で大きな割合を占めます。
食育の効果が高い、との調査結果も。

しかし意見書は、反対多数で、否決されました……。

  • 賛成:インクル(高口含む)、共産党、立憲、オンブズマン
  • 反対:自民党、公明党、未来会議・都民ファーストの会・国民民主党
    、ふくし蒼風会

会派構成はこちら(練馬区議会HP)

★国に財源を求めよう!

高口としては、物価上昇で、子どもの食が危うい今。

子どもの食を社会が支えるという観点で、給食費無償化は非常に重要。
そのために、練馬区でもできることがあると思っています。

実際に、今年度の物価高騰分のみ、練馬区は給食費補助を決めました。
今後も継続したり、額を増やすことが必要です。

参考【練馬区】学校給食費補助→2022年度10月以降も継続へ

ただし、区独自で無償化をするには、財源が問題。

そこで、この意見書は、給食費無償化を、国が実施するよう、求める内容です。

給食費無償化を国に求めることさえ反対多数なんて、非常に残念ですね……。

 

今後も、子どもの食、教育環境を守るために、動いていきたいと思います!


参考意見書・要望書の提出と決議等
※否決された意見書は出てきません