谷原保育園存続を求める11839名もの陳情、不採択に…
※2022/10/13、練馬区議会・文教児童青少年委員会のレポートです。
これまでの問題の経緯
★入園申込を〆切ってから、閉園を知らせる…
昨年夏、谷原保育園の隣地の生産緑地(畑)が売却されることに。
生産緑地の買取申し出は、最初に区に出されます。
基本的に生産緑地が売りに出されてもほとんど買わない練馬区ですが、この土地は買うことに。
そしてそこに新しい民間保育園を誘致。
それに合わせて、谷原保育園の閉園を発表しました。
保護者に知らせたのは、11月下旬。
しかも、すでに来年度の入園申込を締め切った後……。
★11839名もの陳情署名が集まる
当然、大問題となり、当然、保護者は大反対。
谷原保育園を守ろうという陳情の署名活動が集まり、あっという間に何千が積み重なり……
10月13日の陳情審査時点で、11839名。
私が議員になってからも、トップレベルの署名数です。
そして、普段は陳情審査をほとんどしない練馬区議会ですが、なぜか、この膨大な賛同者がいる陳情を、審査することになりました。
(ちなみに、陳情を審査するかどうかは、正副委員長に決定権があります)
★二度の陳情審査
最初は5月。
そこでいったんは「継続」(結論を出さず、持ち越し)となったのですが……
2022年10月13日、二度目の審査が行われることに。
隣地の保育園の事業者が決定、との報告と合わせての審査でした。
その点も、これが区立園廃園だけのことではなく、事実上の民営化だということを示しています(練馬区は否定していますが、誰がどう見てもそうでしょう…)。
本当に……区長選の結果では、この計画はすぐにでも止められたと思うと、本当に本当に、返す返すも、残念でならないのですが……。
※参考:これまでの経緯(解説ブログ)
- https://koguchiyoko.net/nerima/20211223yaharahoikuen/
- https://koguchiyoko.net/nerima/20220302yosan_kodomo/
陳情審査、質疑
ここからいよいよ、10月13日の陳情審査のレポートに入ります。
最大の争点:廃園は、子どものためと言えるのか?
★保護者は何より、子どものための保育を求めている
高口が最も疑問なのが、「この施策が子どものためか?」という点です。
保育園は、児童福祉法に定められた子どものための施設。
保護者サービスが第一目的ではありません。
そして、保護者が何よりも求めているのは、子どものための保育です。
0歳児保育や延長保育といった、自分たちのためのサービスよりも、保護者はまず、子どものための保育所を必死になって探し、谷原保育園を選び、預けている。
ニーズというなら、それが真のニーズです。
子どものためだと納得のいく説明がなかった……
それが、この11893名の陳情にもつながったのだと、考えます。
★練馬区の目的は「行政課題」
この間、練馬区の説明では、第一の目的が「行政課題」。
「5/26文教児童青少年委員会」の答弁では「検討の視点」として
- 「区民サービスの向上」
- 「施設整備や維持運営のコスト削減や効率化」
- 「担い手となる民間事業者があるか」
の3点をあげています。
これらに、子どもの視点はありません。
★保育の質とは何か
練馬区は、新しい保育園に変える理由として、「延長保育、0歳児保育」という「サービス」の充実を掲げています。
これらは、保護者へのサービスであって、保育の質ではありません。
保育の質とは何か。
世界中で研究が続いていますが、世界的な保育の質評価スケールの代表と言えるのが、
OECDの「Starting Strong」。
当然ですがそこに、延長保育や0歳児保育は出てきません。
(そもそも長時間保育は、日本の長時間労働が背景にあります)
今、2021年の「Ⅵ」まで出ているようですが、そのなかで語られているのも、「プロセスの質」です。プロセスの質とは、ざっくり言うと、「保育者や子どもたちの関係性」。
よい関係性を築くためには……閉園なんて真逆のことですね。
保護者サービスと、子どものための保育の質は、厳密に分けなくてはならないのです。
★子どものためと思える説明がない=ここまで反対が広がった
練馬区のこれまでの説明に、子どものためと思えることがなかった。
だから保護者は納得できないのだと思います。
以上を踏まえ、
- 今回谷原保育園の廃園によって、子どものため、今いる谷原保育園の園児のためだと言えることは何か?
- 根拠とともにお答えを
と質疑したところ……
- 練馬区「子どものためは大前提。いうまでもない」
- そのうえで「今必要とされているサービス」を「充実していく」
と答弁しました。
「大前提」と言いながら、具体的な施策は一つも出てきません。
具体的に答えられることが、一つもないからだとも言えます。
言えるのは「サービス」だけ。
それが保育の質=子どものためではないことは、指摘した通りです。
そもそも子どものためを本当の本当に考えたら、閉園なんてできようはずがありませんから……。
★子どもへの影響は「ない」?
今回の決算特別委員会、こども家庭費の質疑で、練馬区が「子どもに影響はない」と答弁したのも大変な驚きでした。
私の子どもを新設園に預けたとき、環境の変化で、顔の半分がマヒした時期がありました。
新設園はどうしても落ち着くまで大変ということもありますが、保育園や保育士さんが悪いのではもちろんなく、子どもは口で言えない分、ストレスが体に出るということ。
これまでの民間委託でも、場所が変わっていなくても、不安定になったり登園渋りをするなど、子どもの変化は実際にあり、アンケート等でも明らかになっています。
参考【保育園委託問題】5人に1人の子どもに気がかりな点が見られるデータが…
さらに今回は、時間をかけた引継ぎもなく、全く違う保育園にかわって、親のように慣れ親しんだ先生が全員いなくなり、環境が激変します。
子どもに影響がないわけがないと、高口は思います。
「子どもに影響はない」という一言だけでも、
「子どものこと、保育のことがわかっているのか?」
と大きな疑問を持たざるを得ませんでした。
- どの保育園児にもまったく何も影響はないと言い切れるのか?
- 言い切れる根拠は?
- また、影響が出たらどう責任をとるのか?
と、練馬区に問うたところ……
- 練馬区「新設園への転園は求めていない」
と答弁し、正面から答えませんでした。
在園児については卒園までいられる約束をしていますが、来年度から入園する子どもたちは、転園が前提なのです。
それに在園児も、下の子が入らなくなり、本来受けられるはずだった保育(お兄ちゃんお姉ちゃんとしての日常的な下の子との関わり、成長の経験や機会)を受けられなくなるのです。
自分たちの施策の結果、子どもたちに影響が出ることへの責任さえ、答えようとしない……。
本当に本当に、信じられません。
「子どものため」を考えていない、としか思えません……。
★子どもへの説明は「いいのか悪いのか疑問」
7月に保護者が主催し、練馬区が呼ばれた説明会(※)で、
(※練馬区は保護者から再三にわたり、集団説明会の開催を求められていますが、一度も開催していません)
「子どもたちに向けて、子どもたちにわかる言葉で説明をしてほしい」
と求められて
「子どもへの説明の言葉を持ち合わせていない。
申し訳ないが今この場では話せない」
と答えました。
子どもの権利、子どもの意見表明権等を理解しているでしょうか……?
赤ちゃんであっても、赤ちゃんにわかる表現で、説明する責任があるのです。
子どもに説明できない施策をするべきではない。
7月から3か月たち、高口は
「子どもへの説明の言葉ができたのであれば伺います」
と、同じ質問をしました。
すると……
- 練馬区「子どもに今回の件を説明する、それがいいのか悪いのか疑問に思っている」
- 「考えていきたい」が「まだ結論は……」
と、しどろもどろ(に私には見えた)に言葉を並べました。
子どもにとって”いいのか悪いのか疑問”
……これがまさに、答えではないでしょうか。
当然、閉園を知れば、子どもはショックを受けるでしょう。
子どもにとって「悪い」影響があるとわかっているから、説明をためらうのです。
子どもにとって「よい」なら、どんな方法でも説明できるはずです。
練馬区が説明をしないなら、誰が説明するのでしょうか?
現場の保育士、保護者しか考えられません。
練馬区の施策で保育士も保護者も反対しているのに、なぜ、説明から子どものフォローまで、押し付けることができるのでしょうか……。
★個別説明会でのひどい説明
集団説明会を保護者がこれほど要求しているのはなぜか、という点です。
谷原保育園の保護者で個別説明会に参加した方に、直接話を伺いました。
「その場しのぎのことしかいわない」
「その場限りのひどい返答が多い」
最初は反対ではなかったのに、その時点で不信感を抱いたとのこと。
不信感を抱かせるような説明があったからこそ、個別説明会では皆納得ができず、集団説明会を求めてきました。
★保護者の理解は進んでいない!
集団説明会すら開催せずに、
「保護者の理解が進んでいる印象」
と決算で答弁したのも、大きな問題です。
まず、保護者の理解はまったく進んでいません。
在園児の保護者は、こう訴えています。
「理解が進んだのではなく、日々仕事に育児に生活に忙しいママ達。
抗うのに疲れ、あきらめ始めている。決して理解や納得ではなく、泣き寝入り。
勝手に決めて、反対意見を聞き入れず、泣き寝入りさせて
『理解が進んだ』というのは、
本当に暴力的です」
勝手な印象を抱くのをやめ、理解が進んでいないことをまず正確に認識するよう、練馬区に求めました。
★練馬区は「申し訳ない」というも…
10月5日、保護者が直接、保育計画調整課長に伝えたいというので、その会合の場に、小松委員と同席しました。
保護者からは
「十分な説明と思っていない」
「ここまで理解がずれる。全体説明会で説明したほうが解釈のズレがない」
「保護者が『期待している』という話が出たが、期待していない。不安」
「これでいいと言った保護者は一人もいなかった」
などの話がありました。
それを受けて、議会で、
- 保護者の理解は進んでいないこと
- その場で課長は、「伝えきれなかったことは申し訳なく思っている」と二度言いましたが、保護者に伝えきれておらず申し訳なく思っていること
→2点を認めるか、聞いたところ……
- 練馬区「配慮してきたが、保護者で理解していない方がいた」
- 「申し訳ないと申し上げた」
- 「納得いただけない方が一定いる」
※高口注:「一定」ではなく「大多数」が正しいです - 「新設園の要望」等が出て、それに「応えてきた」
- それは「理解が進んできたから」
この答弁も驚きです……。
ちょっとわかりにくいですが、つまり、保護者から要望が出てくるのは、理解が進んだからだ、ということです。
すごい理屈です……。
保護者は、できるなら谷原保育園を残してほしい。
でも現実的な対応も迫られているから、新園についても、様々な要望を出す。
それを「理解が進んだからだ」というのは、
保護者が要望を出すことさえ抑えつけかねない解釈です。
しかも説明会は、賛成反対を聞くためじゃなく、理解を頂くためなのだそう。
つまり、反論は認めない説明会を開き、そこで要望が出てくれば「理解が進んだ」からだという。
本当に、本当に……どこまで……と絶句する答弁です……。
★いつまでに回答するかも言えない
7月の説明会で出た質問のなかには、
「納得どころか、返事をもらっていない段階」
のものもあります。
3か月検討して、答えていないものがある。
それに対して
「いつまで検討するのか?」
という質問にさえ
「それも答えられない」
と練馬区は言っています。
これで納得できるわけがありません。
まだ回答できていないものがあるのに、事業を進めるべきではありません。
いつまでに回答するのか聞くと……
- 練馬区「適宜、適切な時期に回答」
(※高口注:↑だからそれがいつなの?と聞いているんですが…) - 「令和6年度の入園選考に関わることは今決められない」
- 「適宜回答したい」
★転園条件が問題!
今回すでに10月から申し込みが始まり、「転園が条件」と明記されました。
保護者が「転園条件についてはこうしてほしい」と以前から要望していたものもありましたが、反映されず、返答さえないまま、申し込み条件を公表しました。
この進め方は、大きく信頼感を損なうやり方だと思います。
先日の保護者との会合では、
「入園条件はご承知の上で入園していただくが、『令和8年度までいさせてほしい』といった声が出てくれば、区として考えなきゃいけない話」
「入園後、『条件をのんで入園したんだから、『それに反することは言わないでよ』とは、区として言わない。検討する』」
と課長が述べました。
それで間違いないか、課長に事実確認をしました。
- 保育計画課長「確かに私がその場で」と、言ったことの事実を認めつつ
- 「多くの保護者から『(卒園まで)残りたい』という声が出てくれば、否定しないで受け止める姿勢」
- 「区として考える必要がある」
すると、保育課長が答弁を拾い……
- 保育課長「転園は取り扱いが難しいテーマ」
- 「指数の対応、様々なシミュレーション、公平性の観点で決めている」
- 「令和6年度の兄弟の要望、どう判断するか」は言えない
と逃げ場を用意したところで、さらに珍しく子ども家庭部長が登場し
(普段、部長は答弁にはほとんど答えません)
- 子ども家庭部長「他園の転園は大きな課題」
- 「皆様の主張の『谷原保育園の園児が減ってしまって寂しくなる』」
→「それを誘発しかねない」 - 「どうするか慎重に検討する必要」
- 「過半数が、転園を認めればいい、それだけ出ていっちゃってもいいんだというようなご判断があるすれば、区として重く受け止めて、対応しなきゃいけない」
と答弁。
いや、転園の話ではなく、下の子も残れるようにしてほしい、という質問なのですが……。
そもそも寂しくさせているのは練馬区ですし……。
「過半数」の保護者の「判断」には対応する、と答弁したからには、
「卒園まで残りたい」という点についても、「過半数」の要望があれば、対応頂きたいと思います。
今からでも間に合う。
閉園の撤回が、保護者のため、子どものため!
と、高口からは、最後に強く求めました。
新設園について
★区立も私立もあるのがベスト!
今回、別の議員から、
「区立より私立が劣っている」という議員もいるが…
という発言がありました。
保育園の委託や民営化に反対している私たちのような会派を指しての発言と思われます。
劣っているなんて、そんなことは一度として、言ったことがありません。
そんなこと思ってもいないので、言うわけがありません。
議会の場で、事実と異なると、はっきりと否定しました。
区立には区立のよさ、
私立には私立のよさがあり、
区立も私立も一緒になって
練馬区の子どもの育ちを支えていく。
それこそが豊かな保育環境だと思っているから、区立園廃園に反対しているのです。
そもそも私、子どもは私立に入れていますし、私立のよさも、よーくわかっています!
私立園の先生からも、「区立も大切!必要!」との声をききます。
私は、新しい私立園ができること自体は、反対していません。
区立も私立もできれば、ベスト!だからです。
その考えのうえで、新設園について解説していきます!
★28事業者が応募
練馬区は「想定以上の応募」と言いますが、
そりゃ……土地がタダだから、当然でしょう(無償で30年貸付)。
普通の新設園で、こんな好条件はありません。
「30年間安心してまかせられる」という点で、公認会計士も選定委員に入り、経営面も見たそうです。
30年後……
その場にいた多くの議員・職員が、一線から退いた頃だと思うのですが……。
30年、誰がどのように、責任をもてるというのでしょうか?
★新設園の事業者=多摩福祉会に決定
社会福祉法人多摩福祉会は、区立向山保育園を委託している事業者でもあります。
向山保育園は、練馬区で民間委託が始まった初期に委託された園の一つ。
当時、他の園では問題が続出し、訴訟まで至った園もあるのですが……
そのなかで、向山保育園が、最もうまくいった事業者でした。
練馬区がこちらの事業者を選んだのも、そういった流れのなかにある、と考えられます。
★事業者の提案は?
今回の新園の応募にあたり
- 異年齢交流→最も具体的、詳細に検討
- 唯一、延長候補者を決めてきた
- 1年前→主任候補を選定
- 専属で準備
- 園児・保護者との交流→検討委員会を立ち上げる
- 行事に参加→子ども保護者職員が交流
- 事業者の意向
- 谷原保育園の行事や保育を学びながら新園を開設したい
- 谷原保育園の園児の安定した受け入れを行いたい
- 向山保育園や他運営園→見学希望があれば、
区「前向きに応えたい」
といった多摩福祉会の提案が、評価されました。
これはもう完全に、区立園の委託の流れを汲んだ対応です。
多摩福祉会さんも、区立園の引継ぎがどういうことか、その大変さをよく理解されていればこその提案でしょう(本当にお疲れ様です)。
★新園の人員配置
- 常勤保育士、看護師→区立と同等
- 栄養士は3名配置(区立は1名)
- 調理師の4名中3名が栄養士の資格
- 栄養士が担当クラスを持ち、食育を実施
- 用務1名、事務1名→区立園にない配置
※高口注:食育は重要ですし、事務等がいるのもよいことですね。
なお、保育の質という観点では、保育士と子どもの人員比率の向上といった保育基準の向上が、質向上にあたりますが、保育士は「同等」なので、増えません。
その他
★保護者の声の数値化=ない
- 数値化したアンケート
→区「今現在持っていない」
★地域への影響を懸念
- 区「残る方、転園する方」
- 「しっかり説明しなければならない」
と練馬区は答弁しますが……
このまま進めば、残るか転園か等で、保護者の方々は様々迷うこととなります。
私はそこで分断が生まれないかを、本当に、懸念しています。
これまでも、練馬区が行う施策によって、地域に様々な分断が作られてしまいました。
それは同じ地域で暮らす地域住民にとって、本当に不幸なことです。
私はそういう時いつも、
「練馬区が何もしなければこうはならなかったのに!!!」
「何もせず、そのまんまでいいのに!!!!!」
と思います……。
★先生たちへのケア?
現場の保育士の先生も、大きなショックを受けています……。
先生たちのケアを問われて、練馬区は
- 「職員の心のケア、保育課としてしっかりやっていく」
と答弁しましたが、一体どうやってやっていくのでしょうか……。
谷原保育園を残し、現場で働き続けられることが、先生たちにとっての一番のケアですが……。
陳情審査の結果
※敬称略
★陳情に賛成
- インクルーシブな練馬をめざす会(高口)
- 日本共産党練馬区議団
- 練馬区議会立憲民主党
★陳情に反対
- 練馬区議会自由民主党(3人)
- 練馬区議会公明党
- 練馬区議会未来会議・都民ファーストの会・国民民主党
↓
反対が賛成を上回り、陳情は不採択、否決されました。
本当に、残念です……
たくさんの傍聴の方がお見えでしたが、委員会の終わりに、
「保護者の声がきこえないのか!?」
「なんのために議員をやっているんだ!」
といった怒りの声も聞こえてきました。
★議会最終日の討論
陳情は否決されましたが、議会最終日、思いをこめて討論に立ちました。
これからのこと
★廃園は決定ではない!
陳情は否決されましたが、だからといって、イコール廃園決定ではありません!
正式に廃園となるのは、令和8年度。
条例改正で、谷原保育園が削除された時が、公式な廃園です。
まだまだ、時間はあります。
保護者の皆様、保育士の皆様には本当に本当に、大変な思いばかりさせて本当に申し訳ないのですが……
高口は皆さんがあきらめないかぎり、一緒に頑張り続けます!!!
そして頑張ったことは、決して、無駄にはなりません。
今回も、皆さんがこうやって声をあげ、ここまでの陳情が集まったからこそ、区も様々な要望に応えざるを得なくなっています。
誰も声をあげず、黙っていれば、何も条件なしに廃園しておしまいだったはずです。
まだまだ、これからです。
これからも、疲れたときは休みながら、励まし合いながら、
ともに頑張っていけたらと思います!
★谷原保育園だけの問題ではない!
私は今回の動きが、他の区立園にも派生していくことを強く懸念しています。
つまり、
- 周りに新しい私立園を誘致して
- 区立園は廃園
→これを、他の区立園でもやっていくのではないか、と危惧しています。
そしてそのうち、子どもの数がもっと減っていけば、私立園の誘致さえなく、
- 周りの園に空きがありますよ
- 区立園は廃園
…というステップに進むのではないか?という予想もしています。
区立園が、保育園の空きの調整弁にされる可能性がある、と思っています。
だからこそ、これは、谷原保育園だけの問題ではない。
子育て中の保護者の皆様、
これから&いつか預けたい皆様、
子どもを守りたいすべての皆様にとって
重大な事態です。
ぜひとも、引き続き、谷原保育園の問題に関心をお寄せください。
そして一緒に、声を上げて頂けたら幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。