谷原保育園、突然の廃園…パブコメ&陳情で、反対の声をあげよう!!
練馬区立谷原保育園、突然すぎる廃園の発表……
練馬区立谷原保育園。
その廃園の動きが発覚したのは、
2021年11月22日の「財産価格審議会」でした。
最初に園、保育士に知らされたわけでも
保護者でも、議会でもなく
財産価格審議会……
「財産価格審議会」とは、練馬区の不動産など、公有財産の管理、処分、財産の取得に関し、 適正な価格を評定する、区長の附属機関
練馬区の財産を扱う審議会で、
明らかになりました。
ちなみにその土地を4億円で買った理由が
「この地域には保育園が少ないから」
というもの。
であれば、新しく民間園をつくったうえで、
谷原保育園も建て替えをして、
残すべきではないでしょうか?
■廃園の内容は?
- 谷原保育園の隣の土地を買い
- 民間の保育園を建てる
- 谷原保育園は潰す
というものです。
そしてその同じ日、11月22日に
園や保護者の方々に知らされました。
まさに寝耳に水、突然のことでした。
■発表の時期が大問題!
しかも……
その3日前の11月19日、たった3日前に
1次の入園申請は〆切っていました。
つまり、新入園児の保護者は
このことをまったく知らずに
申し込んだわけです。
どれだけの苦労をして
保護者が保活をしているか。
このコロナ禍でもなんとか
いい園に入れたいと
子どものために
家族のためにと願って
一生懸命調べ、見学に行き、悩みながら
保活をしていたわけです。
それを思うと……
本当にひどい進め方、としか思えません。
■今後の進め方も、問題…
谷原保育園は、
- 2023年度:新設園に転園の条件付きで新入園児の受け入れ
- 2024年度:1-3歳児の受け入れ停止
- 2026年度末:全員が卒園後に廃園
- *2025年度末:もし4歳児が全員転園すれば、1年前倒しで廃園
一方、北側にできる新しい民間園は
- 2024年度:0-3歳児
- 2025年度:4歳児
- 2026年度:5歳児
→と、段階的に受け入れ
……ということで、
転園もできるクラスもあるけれども
今の1歳~3歳児クラスは
私立園に転園もできない。
そして、毎年1クラスずつ減っていき
下の子が入ってこず
少しずつお友達が減っていく……。
という状況です。
■こどもが本来受けられた保育が奪われる
上のクラスになれば、下の子の面倒を見て
お兄さんお姉さんの感覚を養ったり
異学年交流をしたり……
本来その子達が、受けられたはずの保育、
保証されていたはずの保育が
受けられない。
あるべき保育が、保証されない状況です。
また、多くの保護者が望む
「きょうだいで同じ園」
ということもかなわなくなります。
保護者、保育士さんたちが反対するのは、当然ではないでしょうか。
ぜひ皆さんに、この反対を、応援していただきたいと思います。
今後の谷原保育園の入園条件は「転園」?
谷原保育園廃園問題、12/2練馬区議会(文教児童青少年委員会)へ、
「取得した保育所用地の活用の考え方」という資料が提出されました。
■隣の私立園の事業者応募の条件
- 区有地を無償で貸付
- 谷原保育園以上の定員…等
■対して、谷原保育園のほうには
- 閉園周知後に入園児童は私立園の転園を条件とする
という項目まで…!
できること!パブコメ&陳情署名
①パブリックコメント
この計画は、「公共施設等総合管理計画(素案)」に記されています。
まだ素案です!
パブリックコメントをたくさん出して、変えていきましょう。
1月17日〆切です。ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!
【参考】公共施設等総合管理計画・素案(練馬区HP)
*「全文」(PDF)のP22に、谷原保育園の件が載っています。
(1)素案に対する意見、(2)住所、(3)氏名、(4)電話番号
を書いて
↓
KIKAKU@city.nerima.tokyo.jp
にメールするだけ! 簡単です!
②署名
反対の陳情も集めています。
ぜひ署名にもご協力ください。
まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。