10/27「PTAカフェ〜PTAを考えよう!」レポ
PTAはなぜ変わらない? 変えるために何をしたらいい? そして、めざすべきPTAとは……
10/27(土)高口ようこ事務所にて、PTAについて話し合う「PTAカフェ」を開催!
参加者のおひとりが、詳しくレポートしてくださいました。
参加者レポート ~PTAの意見交換の場が必要!
現役のPTA会員や本部役員、子どもが来年小学校にあがる親、青少年育成委員、PTA改革に携わったOGなど……総勢10人がPTAについて、熱く語り合いました。
子どもの入学と同時に、ほぼ全ての親がPTA会員となります。しかし、PTAの係活動に参加するのは、ほとんど母親です。
専業主婦がほとんどで、平日にPTA活動ができていた時代から、今は多くの家庭が共働きに。時間的・経済的な余裕がなくなってきた今、内容を見直し、全体の活動量を減らさないと、PTA自体が立ちゆかなくなる現実があります。
そんなPTAについて、
- 1年ごとに人が入れかわるため、変えることが難しく、前例踏襲になりがち
- PTA元役員が活動縮小に反発することがあり、改革がしづらい
- 本部役員の業務が過重で、次年度役員を選出する「推薦委員」は、つらい立場に追い込まれがち
……といった多くの課題について、意見交換できました。
本来のPTAの意義は、
子どもたちのために、学校の課題を、学校と一緒に解決していける団体
しかし現実は、学校の後援会、お手伝いをする団体のようになってしまっていることがわかりました。
保護者も学校も地域も、みんな「子どものため」に活動している。でも、何が子どもにとってよいことか、その思いにズレがあるために、お互いに分かり合えていないのではないか。だから、地域で活動されている方々と、現役のPTA会員が、お互いにコミュニケーションをとりながら、双方の折り合いをつけていくことが重要だ……という気付きがありました。
子どものためになり、参加者が自主的に楽しく活動できる、よりよいPTAを作っていきたい。そう考える人たちが、情報交換できる今回の機会は、とても重要でした。今後も、継続的に、PTAについて意見を交換できる機会が必要だと思います。
(レポートここまで)
たくさんの意見が飛び交いました!
主な意見を、まとめてご紹介します。
時代が変わっても、なかなか変わらない……なぜ?
- 1年で交代するから
- PTAは楽しくない、というイメージ
- そもそも変わらない前提で関わっている。政治も社会もそうだから……
- 地域のありがたさ、結びつき→「自分たちがやったことを続けてほしい」という思い→変わらない要因にもなっているのでは
どうしたら変えられる?
- 仲間、数、根回し(政治⁉)、大事!
- 自治会、町会の理解度
- 規約を武器にする
- 任意が広がり、会員が減る=改革のチャンス!やれない仕事を減らしていくよいきっかけに!
誰のため?
- こどものため=折り合いがつけられるはず
- 何が子どものためなのか、思いが違う
- 地域の論理=感情
- 話せばわかりあえる
- 力のある親はたくさんいる→子どものためにつながることは、理解を得やすい
学校との関係
- PTAの仕事=学校の仕事が増えている
- 学校とは、本来は対等な関係→個人では解決できないこと→PTAにしかできないこと!
- T=先生が忙しく、関わりがない
- PTAが、大変な子のサポートができるといい!
めざすべきPTA
- 「あたりまえ」でも「関係ない」でもなく、やりたい人がやりたいことをやれるPTAに
- 好きなことをやると、面白い企画が生まれる!すごいことがやれる!
- 映画「みんなの学校」のように、学校を支えるPTA活動
- 学校と対等に話し合えるPTA+学校といっしょに課題解決するPTA
- 会員を育てる必要性
- 関わることが大事!