【練馬区議会・決算】高口質疑④学校での性暴力、対策強化を早急に…!

※2023年9月28日、練馬区議会・決算特別委員会・教育費での、高口ようこの質疑です。

Q1:都教委の体制は?

★採用、管理職採用の体制の問題

昨年度から、東京都に学校での性暴力の相談窓口が設置され、

被害者から相談があり、先日報道のとおり
三原台中学校・校長による性暴力の事件が明らかになりました。

こちらは前任校での性加害と報道されており、
その後校長になったことから、
採用、特に管理職採用時の体制にも問題の一つがあると捉えています。

Q 高口

東京都教育委員会の教員採用と、管理職採用について、
性犯罪や小児性愛傾向のチェック体制やこれからどうなるのか
都教委に確認しているのか、どのような回答があるのか、伺います。

A 練馬区

  • まずは、この度、三原台中学校におきまして、学校の最高責任者でございます校長が犯罪により逮捕されるという事件が発生致しました。
  • 絶対あってはならないことを起こしてしまったこと、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
  • ご質問の、都の取り組みでございますが、国は教員免許証保有者のうち、子どもに性暴力等を行ったことにより、免許状が執行、または取り上げになった者をデータベース上に登録することを各自治体に義務付けています。
  • つまり、都が教員を任命、雇用しようとするときは、このデータベースを活用することになってございます。
  • その他の都の取り組みにつきましては、都の方に確認はしておりますけれども、区がお答えする立場にはございませんので、控えさせて頂きます。

★都教委も対策、対応、説明を!

このデータベース、いま、「日本版DBS」という話が進んでいますが、

まだまだ今のところは、例えば不起訴だとDBに掲載されないとか、訴えがあるだけでは載らないとか、
いろいろな課題があるので、そこも(しっかり)やってほしいですし、

今おっしゃったように、
東京都に確認はしているけれど、答えはない
という事で、
都教委からはちゃんとした回答が無いという事なのかなと思っています。

都教委にはしっかりと、このことを含めた対策や対応の公表なり
練馬区民全体に対して、しっかりと説明をして頂きたいなと思っています。

練馬区からも、そう言っていただければなと思っています。

 

Q2:管理職へのチェック体制を

★相談窓口の周知を

今まで声を上げられなかった生徒たちが、今ようやく、ほんの少しずつでも、
勇気を出して、被害を伝え始めている現状があると思います。

その点で、相談窓口の周知は非常に重要ですので、
男女共同参画課とも連携して、卒業後の生徒も含めた幅広い周知啓発を求めます

★管理職へのチェックがない現状

その上で、今いる先生方については、セルフチェックリストなどを行って、
管理職が見る、という形です。

このセルフチェックリストの有り方についても改善を求めたいと思っていますが、

現在のところ、管理職につきましては、誰も何も、チェックする体制がありません。

Q 高口

この事件を受けて練馬区教育委員会としては
早急に管理職へのチェック体制というものを改善すべきではないでしょうか。
その体制について、伺います。

A 練馬区

  • 今回の校長の逮捕を受けまして、校長自身の自覚を一層高め、性暴力防止の取り組みを強化していくことが必要であると、考えてございます。
  • 逮捕後に開催した臨時校長会では、校長自身が、社会から厳しい目を向けられているという事を伝えた上で、校長に、このことについてどのように受け止めているか、また校長として今後自身がどのような取り組みをしていく必要があるかなど、校長の考えをまとめる報告書の作成を指示し、校長の意識を高める取り組みをしてございます。
  • また今後は、指導課長による校長への面談時に、性暴力防止のセルフチェックシートの提出を求めるなど、新たな対策を強化していきたいと考えてございます。

★一歩前進、まだまだこれから…

今まで何もなかったところから、報告書の作成など指示をしたという事です。

何もなかったので、まずは一歩かなと思っているのですが、

これからも区教委の方でしっかりとチェックしていただくなど、チェック体制を厳しくして頂ければなと求めます。

 


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