こどもを真ん中に。「みんなの学校」を練馬に。リヒテルズ直子さん&木村泰子元校長先生対談

オランダ・イエナプランの研究で知られるリヒテルズ直子さんと、映画「みんなの学校」の校長先生、木村泰子さんの対談に行ってきました!

こんなひどい公教育をしているのは、もう世界で日本だけ。。
ひたすら絶望的?なお話、実例が続きます(^^;)

●正解を出すこと、間違わないことばかり教える。だから失敗に不寛容な社会になる
●学校は、失敗と、やり直しを学ぶ場
●デモクラシー、民主主義を学ぶ場
●オランダでは最終的に、先生抜きで自分たちで問題を解決できるようにするのが目標。社会にでたら、先生はいない
●なぜ、テストでまわりの子と相談しちゃいけないの?
●ワールドオリエンテーションでは、四歳の子が世界の問題を語る。
●すべての子どもが幸せになる、安心して学ぶ事実を守るのが、校長の責任
●先生も間違っていい、わからないと言っていい
●公教育の「公」とは、「みんなの」という意味
●コントロール教育より、ファシリテート教育を
●上から下ではなく、子どもを真ん中にして、保護者、先生がまわりを囲み、校長がそれを守るように
●こどもの権利を「保護」するから、保護者と言う
●今の適応主義教育の「成果」が、「社会を変えよう」という若者の本能を奪っている
●最高の教師は透明人間。最悪は、自分が満足するカリスマ教師
●教師の仕事は「見る」こと
●教師は子どもを邪魔しない、校長は教師を邪魔しない、教育委員会は校長を邪魔しない、国は教育委員会を邪魔しない。
●全国学力テストは自治体のため
●教科指導は先生のため
●今の学校は、先生が真ん中
●見えない力が大切
●ドリルを解く力なんて後からついてくる
●先生の自由裁量権が重要
●自由がないと責任が生まれない。自由があって初めて、自分はどうすべきか考えられる
●オランダの教室はカラフル。デジタル、様々な教材。ソファがあり、寝転んでもいい
●画一授業が必要な時代もあった。でも日本の教室は、明治から変わってない。殺風景
●オランダの先生は、週3回、年10週休みがある。職員室はサロン。ソファでくつろぎながら、生徒をどうするか、話し合う
●必要なのはビジョン
●こどもを真ん中にしたら、学校がスリムになる
●変わるのではない。みんながもっと、ありのままの自分、自分が本当に望むことを前に出すこと
●おかしいことはおかしいと言おう。それで社会が変わる
●インクルーシブとは、同調ではない。お互いを受け入れること
●違う脳みそがたくさんあるのがいい
●私たちはどんな社会で生きたいですか?
●あの大阪で、みんなの学校ができたのだから、東京でもできる!

今こどもを小学校に通わせて大丈夫なのか? 危機感が募りつつ…でも、希望もあるお話でした。

もともと私は、その危機感から、「こども哲学」を始めたのですが。
今必要なのはビジョン。
正解を覚えるより、問う力。
まさに哲学!
私が哲学科を選んだこと、「こども哲学」をはじめたことは、間違ってなかったなあと。

なぜ、だまって先生の言うことを聞いて座っていられる子しか、同じ教室にいられないのか。
なぜ、こどもを分断するのか。
なぜ、こどもをラベリングするのか。
なぜ、なぜばっかりです。
おかしいことはおかしいと言いたい。
言って変えていける社会がいい。

今本当に、日本の教育が危うい。
先生に、自由を。
そして、こどもを真ん中に。

そのために、先生や学校、つまりこどもを守る教育委員会に。
それがしたい!せねば!!

教育は、子どものためだけじゃない、自分が暮らす社会をどうするかそのもの。
絶対やらなきゃいけないことだ、と思います。

だから政治をめざすんだ!
という原点に立ち返れるお話でした。
がんばります!!!
でもひとりが頑張っても変わらないので……
一緒に!!がんばりましょう!!!