教育・子育て・介護・高齢者施設に光熱費&食材費を補助!「施設等運営支援臨時給付金」

※2022/10/13、練馬区議会・文教児童青少年委員会のレポートです。

物価上昇に伴う民間教育・子育て施設への「施設等運営支援臨時給付金」

光熱費に食料品……コロナ禍に加え、値上げがかつてなく厳しい2022年度の状況。

練馬区は補正予算で、教育、子育て、介護、高齢者の民間施設への光熱費、食料材費の補助を決定しました。

区立施設(直営、委託、指定管理含む)は、別途補正予算で対応
→民間施設には給付金を支給、というかたちです。

※ちなみに23区では、光熱費は11区、食材費は9区で補助を実施。

概要

文教児童青少年委員会では、教育・子育て施設についての報告がありました。

★対象

  • 区内の保育所等
  • 学童クラブ
  • 子育てのひろば
  • 幼稚園

★給付額

  • 保育所等→9000円(光熱費+食材料費/1名あたり)
  • 保育所以外→6000円(光熱費/1名あたり)
  • 居宅訪問型保育事業→30000円(1事業者あたり)

 

※基準額の計算方法は…
  • 区立保育園・学童の光熱費の月ごとの変化を比較
    →支払い上昇分の年間合計を定員で割り返して計算
  • 4-5月分は本年実績、6月以降は昨年度の上限額で計算

★スケジュール

  • 10月24日(月)~:申請受付開始
  • 11月18日(金):〆切
  • 12月末:給付完了

★領収書などの清算を伴わない
事務負担をなるべく軽くする方法をとるとの事。

課題

★足りるのか?足りなかった場合は?

高口として一番気になるのは、値上げがどんどん進む今、
この額で足りるのか?
足りなくなった場合の追加の対応はあるのか?
という点。

その点を質疑すると……

  • 練馬区「仮定の話は難しい」
  • 「今後、変動は予想」するが
  • 「現時点では、給付金は今年度限り
  • 「継続的な取り組みではない」
  • 「物価対策→国がやるべき」

との答弁。

国の対策が前提ですが、不足した場合の対応も、重ねて求めました。

★それ以外の施設にも給付金を!

文教児童青少年委員会の担当ではないのですが、たとえば子どもとお母さんに関わる重要な産後ケア施設

ここも光熱費の高騰がのしかかっており、給付金を要望しました。

練馬区からは「所管に伝える」との答弁でした(担当課がいないので…)。

★幼稚園の食材費は?

幼稚園の食材費については……

お弁当や給食など多様で、義務でもないため、一律の給付は難しいとの判断。

事業者からは、「今年度、保護者負担の増額は求めない」と聞いているとのことでした。


物価高騰の影響が、子どもたちが関わる施設の運営を圧迫しないよう、支援していくことが重要と考えます。

まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。