多胎児支援、練馬区でもついに始まる!

※1月21日練馬区議会「保健福祉委員会」のレポートです。

ひとりでも大変なのに、双子、三つ子……多胎児の育児は、どれだけ大変か……。
多胎児家庭への支援は、高口も繰り返し、議会で訴えてきました。

そして、ついについに、来年度の支援事業の中身が、議会で報告されました!
訴えてきたことが実現するのは、本当にうれしいです……!!!

もちろん一番の功労者は、当事者のお母さん方。署名を集めたり、陳情をしたりと、頑張られたからこそです。本当に本当に、お疲れさまでした……!

【1】移動支援(タクシー利用)=こども商品券

支援事業の1つ目は、健診や予防接種などでのタクシー利用に対し、費用の助成です。

  • 対象者:3歳未満の多胎児家庭(0~2歳)
  • こども商品券
  • 1世帯あたり24,000円相当(1年)
  • 開始:2021年4月(4月1日~申請受付)

★申請方法は「対面」

保健相談所職員による対面申請を予定しています。

「移動困難なことを考慮した申請方法を考える」「極力負担のないよう」と、練馬区は答弁。ぜひ丁寧な対応をお願いしたいと思います!

★中野区ではSuica!便利!!

練馬区は、約7割のタクシー会社で使えるとして、「こども商品券」を予定しています。

一方、中野区ではSuica。どちらがタクシーに利用しやすいかといえば……結果は一目瞭然。

ぜひSuicaを!と高口はしつこく質疑し、「Suicaの状況を必要に応じて確認し、検討する」と答弁させました。

利用者目線での事業設計を、要望します!

★赤ちゃん訪問と一緒に申請できるように!

赤ちゃん訪問時に申請できれば、負担軽減になります。

そう要望したところ、「申請の一つの選択肢」と、練馬区に答弁させることができました。


【2】育児支援ヘルパーの利用料減免

育児支援ヘルパー事業は、家事支援や健診時の外出同行等が必要な家庭に、ヘルパーを派遣するもの。その負担軽減をはかります。

  • 現行「出産後~」
    →「妊娠期~」に変更
  • 現行「1時間500円」
    →「1時間300 円」に変更

【3】ファミリーサポートの利用料減免

ファミリーサポート事業は、一時預かりや、買い物・健診等への外出同行を依頼できます。
多胎児は、1人分の料金で利用できるように変更します。

  • 対象:2歳未満の多胎児家庭
  • 「(仮称)多胎児ファミサポ利用券」を交付
  • 2人目以降の利用料金を「利用券」で支払える
  • 利用券の配布枚数:96 枚/年
    *三つ子の場合は 192 枚

財源は、東京都の補助金

東京都の補助金があるので、練馬区の持ち出しはありません。

たとえば移動支援の24000円は、都補助の上限額と同額に設定しています。

しかし……東京都の補助は、5年間、令和6年度まで。それ以降は、その際検討と、都は言っています。

都補助が切れた後、独自の財源で続けられるかも、重要です。

その他、ピアサポート事業なども重要。今後も多胎児支援、取り組んでいきたいと思います!