母子手帳アプリ、練馬区も導入へ
※1月21日練馬区議会「保健福祉委員会」のレポートです。
電子母子手帳アプリ、令和3年度中に導入
近年、自治体で導入が広まっている「母子手帳アプリ」。
高口も、幾つかダウンロードして触ってみました。メーカーによって、仕様が多少違いますが、予防接種のスケジュール管理等ができるのが特徴です。
練馬区は、令和3年度に事業者を決めるので、詳しくはこれからですが……
★内容
- 乳幼児健診の記録
- 予防接種のスケジュール管理
- 妊娠・子育て情報の配信
を、予定しています。
健診記録など、利用者が自分で記入ができます。
紙の母子手帳も、併用
すべてアプリに移行することはなく、紙の母子手帳もちゃんと残るので、ご安心を(高口はいわさきちひろファンなので、母子手帳の表紙がとてもうれしい)。
「ねりま子育てサポートナビ」を引き継ぎ
また、予防接種のスケジュール管理は、「ねりま子育てサポートナビ」のデータを移行し、引き継ぐとのことでした。
生年月日を入力すると、予防接種のスケジュールが自動的で出るというので便利。
ちなみに「ねりま子育てサポートナビ」の加入者は2万人程度(すぐやめた方も含む)です。
ダウンロード数の目標は?
「数値の目標はない」というのが、練馬区の答弁…。
他のアプリもですが、あまりダウンロードが伸びなくても、事業の可否を判断しない傾向にあります。
便利で喜ばれるアプリだとは思いますが、ダウンロード数の目標をたて、費用対効果等はきちんと考えるべきではないでしょうか。
もっと相談しやすい仕様に!
まだまだ不足しているのが、アウトリーチ型支援……こちらから出向く支援です。
アプリならではの機能が、プッシュ型通知。練馬区から、様々な情報をリアルタイムで発信することができるのがメリットです。
さらには、相談したいとき、アプリから簡単に連絡できる、ボタンひとつで電話がかかるなど、相談しやすい仕様が重要です。工夫してほしいと、議会でも要望しました。
そして何より、支援する相談員の充実、待遇改善なども重要。対応するのは、結局は「ひと」。
アプリだけでなく、アプリの先にどんな支援を形成するか。どんなアプリを作るかも、そこに関わってくるはずです。