重度障害者も大学へ!修学支援事業スタート
※1月21日練馬区議会「保健福祉委員会」のレポートです。
重度訪問介護利用者の大学等修学支援事業
重度障害者のうち、「重度訪問介護」を利用されている方が、練馬区には約100名いらっしゃいます。その方々が、大学等へ通う際、ヘルパーさんに補助をつける、という事業です!
大学以外にも、「大学院、短大、高等専門学校、専修学校、各種学校」も対象。
1月からスタートで、実際に1名の方が利用する予定です!
充実した大学生活になるよう、応援しております!
★修学支援の内容
- 通学中+敷地内での身体介護
- 食事、排せつ、移動支援など
- 費用:30分あたり800円
- 利用者負担:費用の1割(負担上限あり)
★対象者
- 練馬区在住
- 重度訪問介護利用者
- 利用者でなくても、利用条件に当てはまればOK!
障害の有無に関わらず、誰でも学べる環境を!
障害のあるなしに関わらず、学ぶこと、学び続けることは、とても大事!
今回、練馬区は、対象者100名のうち、大学生の年齢の約10名に、個別にご案内を送る予定です。
しかし、何歳になっても、学びたい方はいます(高口もいつか大学院に行きたい夢が…)。年齢にかかわらず、制度を周知してほしいと思います。
国の制度は、平成30年に開始
今回の制度は、平成30年、「地域生活促進事業」が制度化され、始まったもの。
一方、練馬区では、3年後の今年、事業が開始しました。
なぜ、3年のブランクがあるのでしょうか?
今回事業が始まったのは、「利用したい」という方が、練馬区に申し出てきたから。つまり、制度自体は3年前から使えたのに、申し出るという形式により、使えないままだったのです。
もしかすると、3年前も、本当は大学に通いたいけれど、制度を知らなかったために、申し出られなかった方がいるかもしれません。
この事業に限らず、申し出を待たずに積極的に利用を呼び掛けることが、重要ではないでしょうか。
ちなみに23区では、4区が同様の事業を実施しています。もっと広がり、たくさんの方が利用されることを、望みます。