練馬区、令和3年度予算を56億削減へ
※1月21日練馬区議会「保健福祉委員会」レポートです。
練馬区は新型コロナの影響を受け、「財政難」「聖域のない見直し」を繰り返してきました。
前回の中間見直し(※高口ブログで解説)を経て、最終的な見直し案が、報告されました。
“聖域のない”事業見直し→削減額は56億4000万円!
★内訳は…
- アクションプラン、公共施設等総合管理計画事業:42億1,400万円
- イベント:2億3,400万円
- 補助・給付的事業:3億1,900万円
- その他:8億7,300万円
【1】アクションプラン、公共施設等総合管理計画事業の見直し
【2】公共施設等総合管理計画事業の見直し
【3】イベントの見直し
【4】補助・給付的事業の見直し
★補助・給付事業は「抜本的な見直し」を含んでいる
…と、練馬区が答弁しました。
新型コロナによる財政難がおさまったあとも、事業中止などもありうる…ということだと思います。
★補助・給付事業の多くが、高齢者対象
たとえば…
敬老祝品
- 88歳:5000円→3000円に
- 99歳:10000円→5000円に
- 100歳:2万→1万円に
- 最高齢:3万→2万円に
高齢者等紙おむつ支給は、「対象者を見直し」
- これまで、所得基準360万円→それ以下の人が利用できた
- 2020年11月に、国から通知
- 本人が課税者の場合、対象外に変更
- ただし、練馬区独自の対応として、
- 現行の利用者は、3年継続
- 新規利用は対象外とする
見直しの公平性、透明性は……?
他にも、学校でいえば、改築の延期、体育館エアコンの延期。子育てでは、第3子誕生祝金を20万→10万円に半額と、おおきく減額しています。
一方で、たとえば石神井公園の再開発などは、見直しの事業に入っていません。
必要な事業の予算は確保しつつ、もっと削るべきところもあるのではないか?
誰を対象とした事業を、どんな基準で削減していくのか……練馬区の公平性、透明性が問われます。
2月からの予算委員会、注目してください!