「地方自治講義」

「地方自治講義」読了。国の補助金をもらうために、国が気に入るとおりのことをやると、軒並み失敗する。成功しても、国への集権化が強まるだけ。「地方創生」の名のもとに、「集権化」が強まる。そして自治体の力を失わせていく。国に頼らず、自分たちで、自分たちの地域をどうしたらよいか考え抜いた市町村が、「成功例」として国会で取り上げられる皮肉…。という話が印象的でした。

自分たちの地域のことは、自分たちで決める。それが、国全体の活力につながっていく。

そのなかで、70万人という巨大な自治体である、練馬区の「自治」とは…。練馬区という大きな自治体のなかで、主体となるのは、それぞれの地域の人たち。「上」が決めたことに従わせるのではなく、地域の人たちが自由に活動しやすくなる制度や体制を整えることが、大切なのだと思います。