練馬区議会・決算「教育費」より重要情報!

2021/10/5 練馬区議会・決算特別委員会「教育費」より、注目の情報をお届けします。

*練馬区の答弁の要約です


オンライン授業

★教育委員会が考える課題

  • つながりを保つなど、有効な一つと考えるが
  • オンライン授業でできることは限定的
  • 教員は、30-40人、表情を見て確かめながら授業の展開を工夫
  • オンラインでは、きめ細かな配慮は難しい
  • 映像→こどもも集中力持続が難しい、学習の理解も難しい
  • 小学校低学年→子どもだけ自宅は難しく、保護者のサポートが必要
  • 通信トラブル→大人が必要
  • 9月のピーク時:250名がオンライン授業に参加
  • 多くは大人がそばにいた

★実績

  • 2021年、9月のコロナ感染者ピーク時
    • 小学校:5.4%
    • 中学校:3%
    • 2183名
  • 9/27調査
    • 小学校:1.4%
    • 中学校:1.3%
    • 610名
    • ピーク時の1/3以下
  • 10月はより減っていくと思うが、一定数いる
  • 対面指導が基本
  • まず放課後の別室登校を促す
  • それも難しい場合→コロナ収束までの間、通信環境に宣言はあるが、各学校で通常授業のオンライン配信

★10月より前に、オンライン授業できなかった理由は?

  • 9月→夏季休業明け
  • 生活のリズムをくずし、心のケア→より丁寧な必要あった
  • 一方向ではなく、確実に双方向できるようにした

★5GBの制限

  • 家庭用Wi-Fiの接続認める
  • ない場合、ルーターを貸し出し
  • 学年単位で通常授業のライブ配信を進める

★回線数が不足では?

  • 1校あたり8回線
    • 教室:4回線
    • 習熟度別タブレット:2回線
    • 指導機:2台
    • 9月にモバイルルーターを確保→オンライン授業ができるように
    • 引き続き、オンラインを活用した有効な指導方法について検討

*高口注:練馬区は8回線と答弁しましたが、実質的にオンライン授業に使えるのは「4回線」です。

★タブレットでカバンが重すぎる!問題

*タブレット保管庫:359台、1台10万円

  • タブレットの持ち帰り→公聴会に文書で通知
  • 適切かつ柔軟な対応を要請
  • 保管庫

不登校

★増加傾向

  • 区、国、都、ともに増加傾向
  • 適応指導教室在籍
    • 都:4.67%
    • 区:4.35%

★上石神井の適応指導教室事業者、指導員との契約に問題が?

  • 資格要件:3年以上の学習指導経験または教員免許資格取得者(見込み含む)
  • 事業者と指導員が直接契約
  • 契約は当事者間→調査行う考えはない
  • 練馬区→週2回巡回、6月→2週間集中
  • (専門外を教える場合もあり、体験学習は支援員まかせでは?との指摘に)
    →事業が履行されていない事実はない

外国籍の子ども

  • 小学校、中学校の転入タイミングで、入学の意思確認を通知
  • 返信ない→定期的に通知
  • 今年度→年6回に増やした
  • 総数:912名
  • 返信ない:95名

学校のエアコン

  • 更新:20年
  • 令和10年度~を目途に行う

学校の改築、回収

★60年を待たずに改築した例

  • 10校
  • 耐震化などの理由で

★石神井中学校の雨漏り

  • 1億2千万円で5年前に補修
  • 雨漏り:原因不明
  • 施工事業者と現在調査中

特別支援教室、特別支援学級

★特別支援の教員数と免許保持率

  • 小学校:166名、25%
  • 中学校:69名、17%

★研修

  • 特別支援コーディネーター、初任者研修→全員参加
  • 生活支援員、特別支援担当教員→希望者
  • コーディネーター、OJTで指導→全体を底上げ

★特別支援教室の在籍が、原則1年、最長2年に縮小された問題

*東京都のガイドラインが変更された

  • 「困難を克服し、在籍学校で生活を送る」ことが目的
  • 定期的に検証→都ガイドラインに
  • 練馬区も効果検証を行っている
  • 入室可否を判断
  • 都がガイドラインを改訂
  • 特別支援教室の開始・終了は自治体間に差異がある実態
  • 対応→有識者会議を経て→改訂に
  • 制限するものではない
  • 目的を達成するための個々の支援を行う場
  • 達成していない→どうしたら達成するか審議

★配置が児童1人につき「12人に1人」に引き下げられた問題

  • 10人に1人配置
  • 国:13人に1人→改正
  • 都:12人に1人→激変緩和措置
  • 練馬区:全体を割り返し、配置教員数を算出→拠点校に配置
  • 多くは複数校を受け持ち
  • 違う学校を毎日巡回
  • 1日2人-3人指導
  • 年々入室希望増改傾向
    →教員も増加傾向
  • 若い教員が増え→指導力向上が課題
  • 増員、都教委に要望
  • 配置人数
    • H29:小学校40人、中学校19人
    • R3:  小学校66人、中学校21人
    • 時間数、最大週8時間
  • 区のガイドライン→拠点校等の意見を踏まえる