一般質問(5・終)患者も家族も、充実した支援を…(がん患者や家族の支援/在宅医療)

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http://koguchiyoko.net/report/20180912ippanshitsumon4/

テーマ4:がん患者や家族の支援と在宅医療について

最後に、がん患者や家族の支援と、在宅医療について伺います。

私の夫が発病したのは、38歳という働き盛りでした。正規雇用で、何より会社の理解があり、休業や職場復帰等が保証されましたが、非正規雇用の多い今、どの人も安心して療養や社会復帰のできる支援が必要です。

若い世代の病気は、仕事を失い生活が不安定になる、地域との関わりが薄く頼れる人がいない、回復後に社会復帰しづらい、子育てや介護を抱えながらの闘病等、様々な困難に直面します。

一方で、区のがん対策を見ると、健診が主です。働きながらの療養や、就労支援、家族の支援等、がんになった後の生活を支える仕組みが手薄です。

(質問)

地域がん診療拠点病院である順天堂練馬病院や、区内ハローワーク等と連携した就労支援や、区内事業者による雇用促進等、がん患者の社会復帰を支える窓口をつくるべきと考えます。お答えください。

(質問)

また、「マギーズ東京」という、がん専門のセンターが都内にあります。専門の看護師や心理士が常駐し、カウンセリングや指導のほか、患者同士で語り合い、悩みを共有できる場です。このようながん専門の相談所の誘致や育成を求めます。お答えください。

(質問)

最後まで住み慣れた自宅で生きるには、在宅医療・介護の充実が不可欠です。在宅医療医、訪問看護師、ケアマネージャーや行政等、チームとしてのサポートが必要です。一方で、在宅看取りまで行う医療機関は、約5%に留まっています。厚労省によれば、在宅医療が進まない主な理由は、家族の負担の大きさです。「第二の患者」と言われる家族支援の充実や、チームでの支援体制の基盤作りに取り組むべきですが、見解をお聞かせください。

 

私は、政治に縁遠いママ達の思いを受けとめて、議会に入りました。区政から遠い方達にも届く言葉で、誠実で具体的な答弁を求め、一般質問を終わります。

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