練馬区立美術館を視察~練馬区議会・区民生活委員会にて

11月21日練馬区議会・区民生活委員会にて、
練馬区立美術館を視察しました。


普段の委員会の日程内で、視察が入ることはめったにありません。

今回は、基本設計の終わりが近づき、
「練馬区立美術館の状況を確認」
という目的とのこと。

普段の観覧では見られない、バックヤードも見せていただき、貴重な機会でした。

1:搬入口

2トントラックの広さで、
スペースが課題。

■トラックは美術専用車

日通やヤマト運輸など、専門の事業者に依頼。
配送スタッフまで指定するそう!
空調管理やエアサスペンション、梱包等がしっかりと行われます。

2:地下のふたつの収蔵庫

(カビ等対策のため中には入らず、入り口から見学)

鍵付きの二重扉、
温湿度対策の木の壁や扉、
中性紙箱を使うなど、
配慮されています。

■民間の保管庫も利用

現在500点ほど、
大型作品を中心に、
区外の民間の保管庫にしまっています。

何を使うかは展示会によるので、毎回搬出入するわけではない、とのこと。

3:お話

鑑賞の時間もありましたが、
もともと私は、展示会は別日に来るつもりだったので、
この機会にと、いろいろお話を伺いました。

■学芸員の仕事は、

①収集
②管理
③研究
④展示
の4点セット!

つい私自身、
④展示にばかり目を向けがちですが、
教育機関かつ公共の役割として、
③研究がとても大切!
ですね。

研究に時間と余裕を持てるような、人員配置などの運営こそ、練馬区としてやるべきことではないか……と、感じました。

■建物については、

頑丈なつくりですよね?
とたずねたところ、
地震のときにも何もなかった、
とのお話が印象的。

福岡市美術館もそうですが、この時代の建物はがっしり頑丈に作ってあり、長所ですね。

※写真はコチラ

https://www.instagram.com/p/Cz5J00Ey9k6/


美術の森緑地は保育園の子どもたちが元気いっぱい!遊んでおり、

帰りはクマさんがチョキチョキ、ヘアカットされていました🐻

ご対応いただいた職員の皆様、ありがとうございました。


※参考:高口ブログ【練馬区議会・区民生活委員会視察レポート②】福岡市美術館〜「改修」だからこその魅力