2023年度(令和5年度)練馬区予算特別委員会、補正予算の情報まとめ!

2023年2月16日~3月8日まで行われた、2023年度(令和5年度)練馬区予算特別委員会、補正予算より、情報をピックアップしてお届けします!

 

【2/16】財政全般

2/16は、財政全般の費目です。

■歳入:対前年度比75億増↑

→物価高騰で区民の生活が苦しい中、企業収益が好調で、区の歳入はUP。それを区民に還元すべきです!

■工事費:8%増加で加味

→一方、資材高騰で、工事費は増加。
美術館再整備を、このまま進めるのでしょうか…

■経常収支比率→23区中ワースト1
・財政構造の弾力性が低い、財政が硬直化している、ということ

■ふるさと納税の影響
・令和3年度:30億円マイナス(決算)
・令和4年度:37億円マイナス(決算見込)※5.57%
・令和5年度:45億円マイナス(見込)※6.86%
※特別区民税に占める割合→1.29P増加

他税制改正の影響をあわせると…
・令和4年度:171億円マイナス
・令和5年度:220億円マイナス

→なんと1年でマイナス49億円!
これを区民サービスに使えたら、どれほどのことができるでしょうか…(給食無償化もできちゃいますね…)

【2/17】総務費・議会費

■広報戦略推進経費:2250万円!
・戦略的支援業務委託費、ねりま推し関連事業費など…
・今後「インフルエンサーの活用を検討」するそうです…

※練馬区で新しくできる都立公園・練馬城址公園の話はほとんど出てきませんが、こちらは推さないのかな…?

■正規職員は減り、会計年度任用職員(非正規公務員)は増加
・正規職員:マイナス322名(4609人)
・会計年度任用職員:プラス247人(2681人)

■LGBTQ
・区「順次活用できる事業広げる」

■石神井庁舎
・まだ使えるが、5000㎡の広い敷地
・区「大きな可能性」
・来年度、改修か改築か、方向性を整理

→石神井公園駅前の再開発や道路整備とも絡んでくるのではと…注視が必要です

【2/22】保健福祉費

★ひとり親支援の「高等職業訓練促進等給付金」
→14万円→16万円に拡充へ!
・理由:児童手当約6万円+合計20万円になるよう14万円だった(国に区独自の加算)
→生活費があがり、約21万+物価上昇も見て、プラス2万円に
・多子加算1.5万+物価上昇→プラス2万円に

【2/24】都市整備費

予算特別委員会2/22は、
荒れがちヤジ飛びがちな
都市整備費です。

。。。

■桜台東部地区防災まちづくり
・来年度密集事業を開始
→拡幅道路の測量
・拡幅道路は通学路に指定
→スクールゾーン
・道路整備の費用
区「お答えしかねる」
・沿道住民が協力しなくても「着手しないことはない」

・ほかに…
まちづくりニュース全戸配布
啓発イベント等を実施

■外環道、外環の2
・来月オープンハウス
・道路は一部事業化だが
→まちづくりは区間全体で行う(事業化以外の区間もすすめる)
→範囲が広大なので、分割して複数の協議会をつくる

■公園トイレ
・大泉公園、徳田公園
→モデル的に改修

■東京新聞「どうしてこうなった?「禁止」「やめて」看板が24枚もある公園 開園した6年前は0枚だったのに」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/232132

→こちらに対しての質問が続き…

区「子どもを思いきり遊ばせてあげたい一方で、苦情への対応に苦慮」
「やむを得ず看板を」
「相互理解の上で公園管理」

…相互理解というけれど、子どもの声はきいたのでしょうか?
子どもは”相互理解”しているのでしょうか…?

【2/27-28】教育費&こども家庭費

【ICT】

■情報伝達サービス
・2023年度当初に事業者を選定
・2学期から稼働
・類似サービス多数→既読確認など、必要で便利なサービスを選ぶ
・メリット→おたより、紙の印刷が減る等

■デジタル教科書
・紙と併用
・2024年度~使用できるよう準備
・費用負担→国で結論出ていない
・動画、デジタル教材
→対象外、各自治体で負担の可能性が高い
・教員のデジタル教材、教科書

■タブレットの故障
・破損多い→ストック不足
・コロナで上海の工場がロックダウン
・故障→1-2週間程度かかる
・予備→通信機器追加購入する

【給食費】

■第2子以降を無償にすると
・対象:16000人
・8億4千万円

→補正予算で、第2子以降の給食無償化が決定の見込み!

※なぜ第1子は無償じゃないのか?というと…
→区長が「子どもの食費は保護者が負担すべきもの」
という考えで、全員にやったら
「バラマキになる」から…

(でも、バラマキか
バラマキじゃないかは
見方次第ですよね…)

【教員の多忙化】

■代替教員
・2022年12月現在
・病休:36名
・産育休:115名
・10名
→代替教員確保できず
→校長、副校長が一部授業を担当
・理由:今年度退職者が多い、期限付き任用職員はすでに就職
・候補者名簿から電話等で連絡、システムも利用
・東京都2022年6月~
→候補者折衝業務を代わりにやる
→産育休の4ヶ月前から配置できる変更
・練馬区→HPで募る、学校に情報提供(くらい…)

※そもそも代替教員や任期付き職員等に頼らず、正規の教員をもとから増やしておくことが重要です…!

【保育園】

■保育園待機児童
・1次:5213人申込
・昨年度より48人、0.8%増加
・3年連続待機児童ゼロとなるよう努力中

■保育園オムツのサブスク
・おしりふき→基本料金には含まれている
・オプション→業者により様々
・オプション設定している事業者が選ばれている

■保育士の数
・区「区独自に拡充する考えはない」

■保育園の人件費率
・株式会社→40%台(49.5%、44.3%等)
・社会福祉法人→50-70%台

*人件費率の大きな差が…

■保育園の一時預かり
・ピーク時:8777人利用
・2021年度:1852人、ピークの2割

■保育ママ(家庭的保育事業)
・区「代替保育重要」
「認可園との日常的な連携が不可欠」
「コロナで交流が難しい」
「コロナが落ち着き、再開可能になれば進める方向」
「あり方、検討に着手している」

【学童】

■学童のお弁当
・区「お問い合わせがあったら対応」

【虐待、児童相談所】

■宗教2世への対応
・宗教起因の虐待
→子ども家庭支援センターが対応

■練馬児童相談所
・2023年度改修
・60-70人程度職員が来る予定

■都→区事案装置
・2019年10月~東京ルールに基づく
・2019年度:97件
・2020年度:232件
・2021年度:341件
・2022年度:363件(2023年1月末迄)
→増加

【他】

■ヤングケアラー
・(仮称)ヤングケアラーチェックシート
・学校向けリーフレット作成

・子ども家庭支援センターが対応
区「支援足りていないと思っていない」
「支援できていると認識」

→えっっっ……???
支援できているなら、こんな社会問題になっていませんが!!!!!
できている、なんて区が平然と言うから、困る子が減らないと思ってしまうのですが……
当事者の苦しみ、練馬区には全く届いていないのでしょうか……

■成人式
・ハリーポッター「大きな制約」
・ワーナー「運営に専念したい」

■児童館
・小学生利用者→減少
・2017年度:81.3人(1日あたり)
・2018年度:79.1人
・2019年度:75.1人
・2023年度:61.6人

【3/2】補正予算

■給食費無償化、2人目から
↓こちら
https://koguchiyoko.net/infomation/20230302hoseiyosan_kyushoku/

■学校のマスク
・3/31迄変更しない
・文科省→4/1~通知があってから「区の考えを定める」

■会計年度任用職員の残業代問題
・昨年度残業代が支払われたのはわずか6名
→特別区人事委員会が定期監督に入り
→278人、7661時間、計1580万円が新たに支払われることに
・理由は「打刻がズレた」orz

■ハリーポッターのフラッグに約1900万円!
・委託先は、国内で唯一ワーナーの版権を扱える広告代理店しか認められず…
・デザインの著作権はワーナーに!
・契約期間後の新たな利用も、ワーナーの許諾が必要!

※高口注
1900万円の税金をかけて、ワーナーが認めた会社しか許されず、著作権もワーナーに……って、なぜそこまでして税金で宣伝しなければならないのでしょうか……?

■コロナワクチン
・生後5か月~4歳:従来型(乳幼児用)
・5-11歳、12歳~:2回まで従来型、3回追加→2課ワクチン
・来年度も練馬区モデルを継続
・区立施設での集団接種は3割→30億円!
・自宅接種、送迎支援→来年度も継続

■コロナワクチンの健康被害
・「練馬区予防接種健康被害調査委員会」の申請状況
→42件請求→5件取り下げ
→37件→うち、区の調査終了26件
・厚労省に30件送り、4件戻り
→4件:アナフィラキシーショック
→26件:待っている状況
・調査委員会が年1-2回しか開かれない課題も

■シェアサイクル
・ドコモ
4月18000→10月28000台
・ポート数
89→1月末173
→今後都内イチの200か所以上になる予定

■タウンサイクル
・残りの当日利用も、4月1日で休止

■中村橋駅駐輪場
・大型車置き場を増やした結果
・時間利用が減る…

【3/3-6】全款

※全款=すべての費目について補充で質疑できる日です!

■動物避難所~ペットボランティア
・勉強会を開催
・キット→動物避難所解説に必要な物+文房具等最低限必要なものも追加
・アクションカード(指示書)
→スムーズに開設できるように
・6月:キットについて、各避難拠点の要員、学校関係者に説明
・豊溪小→訓練で「ペット部」ができた

■ねりっこ
・2022年度:8校
・2023年度:7校→計52校
・2024年度→5年度と同数程度進める
・残り13校→いつまでかは「示せない」

■学童待機
・2017年度:300人超え
・2020年度:387人
・2021年度:275人
・2022年度:273人

■保育園
・2024年4月~オンライン申請
・紙も併用
・ウェブ上で区とのやりとりが可能
・選考スケジュール短縮もめざす

■時期「男女共同参画計画」
・2023年度意識調査を実施

■生理の貧困問題
・生理用品→学校のトイレには”置かない”
(残念な答弁…)

■設計労務単価
・伸び率5.2%上昇
・5%を超えたのは、2014年以来9年ぶり

■部活動の地域以降
・解決すべき課題→場所、大会、人材、連携、連携、必要な負担など…様々
・区「意見を伺いながら検討を進める」

■在宅医療
・在宅療養診療所:79か所
・2021年3月医療連携在宅医療サポートセンターが設置

■妊婦健診の超音波検査
・今:1回助成
・来年度:4回に拡大
・2-4回分の費用は、都の全額補助
・練馬区では4月1日からスタートできるよう準備
・すでに妊娠届を出した方は対象外
→区「改善を都に要望」