統廃合、民営化、廃止等……練馬のまちが大きく動く「公共施設等総合管理計画」(素案)→パブコメ1/17〆切をぜひ!!!

【資料】「公共施設等総合管理計画〔実施計画〕(素案)」はこちらから


練馬区公共施設等総合管理計画〔実施計画〕(令和4年度・5年度)(素案)

「公共施設等総合管理計画」素案……

また皆さんに、パブリックコメントを送っていただきたい
重要な計画です!

簡単に言うと、その名の通り
公共施設に関わる計画です。

この計画のポイントは、何と言っても、統廃合、施設の再編。

  • 周辺の施設を、すべて一つに合わせて複合化
  • 廃止
  • 跡地の利用
  • 民間委託・民営化

……など、施設の統合、再編に関わります。

ですので、まちが大きく動く計画と言えます。

★アクションプランともセットで!

これを読むと、
練馬区がまちをどうしていこうとしているか
が、見えてきます。

さらに「アクションプラン」とも連動しているので、
セットで読むと、より練馬区がやろうとしていることが見えてきます。

【参考】アクションプラン改訂はこちら(練馬区HP)

気になるポイントをお伝え!

以下は、ページごとに、気になる点を紹介していきます。

*あくまで素案=未定ですので、「こうしてほしい」と、声をあげていきましょう!

★美術館の再整備にあわせた中村橋駅周辺の統合・再編

>サンライフ練⾺:令和7年度を目途に廃止

>中村橋区⺠センター

  • トレーニング室など、サンライフ練⾺の代替が確保できるよう、大規模改修の設計
  • 大規模改修時に休止できない事業:光が丘第七小学校跡施設やサンライフ練馬の部屋の一部を活用

*高口注:美術館再整備は、中村橋区民センターにも及ぶ、大きな施設再編の計画です。

★練馬春日町駅周辺施設の統合・再編

>春⽇町⻘少年館
>春⽇町南地区区⺠館
>春日町地域集会所

→改修・改築の方向性

  • R4:検討
  • R5:決定

*高口注:3つを統合するのではないか?と思われます。ただでさえ、若者向けの施策や施設がほとんどない練馬区。青少年館では現在、ひきこもり支援という重要な支援を行っています。統合よりまず、施策を充実していくべきではないでしょうか。

★石神井公園再開発&石神井庁舎

>「他の事業者のスケジュールにあわせる必要がある事業」

として、優先的な整備の1番目にあげられています。
公的な、税金を使う事業なのに……民間事業者のスケジュールありき?

●再開発ビルに移転・新設する機能

>移転:区⺠事務所、⼾籍、国保、総合福祉事務所、地域包括⽀援センター、子ども家庭支援センター

>新設:乳幼児一時預かり室、⽣活サポートセンターを新たに設置

●移転しない機能

>5Fの会議室、石神井休日急患診療所、区民相談室、総務課、青少年育成地区委員会事務局、土木出張所、西部公園出張所

*高口注:「移転しない」とは、今の場所にひとまず残るけれども、今の建物をどうするかに左右されます(改築なのかなくすのか、未定)。
このなかでも、休日診療所は、かなり重要、必要な施設です。
今の建物がもしなくなった場合、とても困るのではないでしょうか?

★保健相談所

>豊玉保健相談所

  • 併設の障害者地域生活支援センター等とあわせて、周辺施設との統合・再編の検討

>大泉保健相談所

  • 移転・改築の可能性も含めて検討

*高口注:地域になくてはならない保健相談所も、統合や移転の可能性が出ています。

★保育園

*高口注:谷原保育園の廃園が、ここで(P22)で記されています。
→ぜひこちらに、反対の意見をお送りください!!

★保育園の民間委託、民営化

★保育園民営化の考え方

>既に委託している24園:2回まで委託契約を更新できる

>契約期間満了を迎える園:再公募または⺠営化します。

>業務委託後
①良好な運営
②運営事業者が⺠営化への意欲
→⺠営化を検討

>当⾯は~保育園単独施設の園から⺠営化を進め
①原則土地は無償貸付、②建物は無償譲渡

>⺠営化公表から移⾏するまでの期間を5年間
①保護者の理解を前提に、前倒しを検討

>令和6年度に更新の契約期間満了:光が丘第八保育園、向山保育園、石神井町つつじ保育園、東⼤泉第三保育園
→令和4年度に再公募または⺠営化するか決定

*高口注:民営化の問題も、ぜひご意見をお送りください!!

★学校の建て替え

  • R4~改築工事に着手
    →練馬東小学校、豊渓小学校
  • R4~「長寿命化改修」に着手
    →石神井南中学校

★旭丘小中一貫校

  • R4:実施設計
  • R5:工事開始

*高口注:一番古い学校である小竹小学校の改築や長寿命化は、先送りされています。この計画にも名前が出てきませんが、今後も統廃合を進めないのかどうか、注意が必要です

★ベルデ下田(下田少年自然の家)→廃止へ

>臨海学校を中止することから廃止

★集会施設→廃止や統廃合をしていきたい?

計画のなかで、わざわざ集会施設の利用料とコストのグラフを出し、

>維持管理費に対する使用料の割合はわずか
>将来にわたり維持すべき施設か考える必要
>維持する場合でも、施設の稼働率等を考慮し、近隣の~施設や部屋を集約
>利用が低い時間帯は閉館するなど
>効率的な運営を行っていく必要

……と、施設の統廃合、利用時間の短縮をにおわせています。

維持管理費がかかる施設は他にもたくさんあるのに、集会施設だけを狙い撃ちにしている印象です。

【参考】集会施設=「集会の自由」を保障する場
https://koguchiyoko.net/infomation/20211202sunlifenerima/

★図書館

【練馬図書館】
>施設の改修後、指定管理者制度の導入を予定
>改修のスケジュールを見直したため、導入時期を調整

*高口注:練馬図書館の改修は、指定管理制度とセットで行おうとしていますが、そもそも図書館は本来、施設の特性から、直営でやるべき施設です。

パブリックコメントを送ってください!(1/17〆切)

ぜひ、皆さんの地域の施設、利用している施設がなくなっていかないか、区がどう変えようとしているかを確認して、ご意見を送っていただきたいと思います。

まだ素案です!
パブリックコメントをたくさん出して、変えていきましょう。

1月17日〆切です。ぜひぜひ、よろしくお願いいたします!

【参考】公共施設等総合管理計画・素案(練馬区HP)

(1)素案に対する意見、(2)住所、(3)氏名、(4)電話番号
を書いて

KIKAKU@city.nerima.tokyo.jp
にメールするだけ! 簡単です!

ぜひご意見を送ってください。


まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。