172号線等への反対意見を送るチャンス!!?東京都、都市計画道路のパブリックコメント受付中

「東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針 中間のまとめ」が発表されています。

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/tokyo/keikakudoro_adviser_matome.html

現在進めている都市計画道路整備計画(第四次事業化計画)に入っていない、未着手の道路計画について、方針をとりまとめたもの。

「整備すべきものは整備し、見直すべきものは見直す」
を基本的な考えとしており、第四次計画に入っていない172号線を見直すチャンスとも言えます。

全然「見直し」になってない!!

ですが実際は……とても狭い範囲での見直しになっています。

検討されるのは、立体交差の扱いと、概成路線の評価くらい。路線そのものの必要性については、まったく検討されないのが、今回の中身です(第四次優先整備路線の方針作成に行った検証で終わっている)。

見直しとは、名ばかり……。

たとえば、「代替道路があるかどうか」が見直しの基準のひとつですが、代替となる道路は、「都市計画道路以外」に限られます。近くに便利な都市計画道路があっても、見直しの対象となりません。

しかも都市計画道路は16メートル以上が基本で、それと同じ幅の都市計画以外の道路が、そもそも区内に存在しないのです。

つまり、代替道路自体、存在しないということです。

これでは、「パブコメを募集した結果、やっぱりすべての道路が必要だと判断した」という結論にもなりかねません。

パブコメを送って、きちんとした見直しを求めよう!

また、放射35号線のように、第四次計画に入っていても、地域への影響が甚大で、反対の強い大型道路についても、見直しを求めるべきではないでしょうか。

パブリックコメントは、8月10日までを受付中。ぜひこの機会に、「172号線見直し」など、都に意見を送りましょう!!

募集期間
平成30年8月10日(金)まで
提出先
  1. 窓口・郵送 〒163-8001 東京都庁 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
  2. FAX   03-5388-1354
  3. メール   S0000179@section.metro.tokyo.jp

【参考】様式 御意見記入用紙(PDFファイル109KB)

http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/tokyo/keikakudoro_adviser_matome.html

文面案(例)

*文面案があったほうが送りやすい…ということで、考えてみました。参考にしてください!

①今回の中間のまとめで示されている「都市計画道路の見直し」は、路線そのものの必要性については全く検討されておらず、不十分な見直しではないでしょうか。

少子高齢化、人口減によって交通量は減っています。
さらに、今あるインフラの整備だけでも、数百兆円もの税金が必要と言われています。
第四次優先整備路線も含めた抜本的な必要性の見直しを求めます。

②補助172号線について
・桜台~江古田区間(現在優先整備路線に含まれていない部分)は、地域に与える被害が甚大です。
江古田は、まちのメインの魅力である商店街のほとんどが潰されます。
桜台は、現道のないところがほとんどで、閑静な住宅街を大きく損ねます。
・また、池袋から地方へ向かう道路として、すでに放射36号線が着手されています。
すぐ南側には、千川通り~目白通りが走っており、補助26号線を使って千川通りに入れば、環七~目白通り~環八~笹目通りまで出ることができます。
つまり、代替道路がすでにあり、必要性も薄いと考えられます。
・西は、練馬総合運動場の手前まで、東は現在の豊島区長崎までで、中止にしてください。