【子どもの事故予防議連】横浜市立東山田中学校様にて、「かかりつけエンジニア」の視察

7月19日、子どもの事故予防議連の視察で、
横浜市立東山田中学校様にて、「かかりつけエンジニア」の取組みを伺ってきました。

✨かかりつけエンジニアとは?

学校では様々な安全点検が必要ですが、施設管理者=校長先生や教員は、専門家ではありません。

そこで、「技術士」の国家資格をもった安全管理のスペシャリストが、同行して点検をしたり、リスクアセスメントをしたり。

それにより、具体的なアドバイスが可能となります。

この、かかりつけエンジニアをモデル実施しているのが、東山田中学校さんです。

担当しているのは、公益社団法人子どもの安全研究グループの瀬戸馨さん。
メディア等にも登場し、学校の事故について科学的、専門的な知見から提案をしている方です。

✨コミュニティスクールだから実現

東山田中学校さんはコミュニティスクールでもあり、
そのコーディネーターさんと偶然つながりがあったことから、実現しました。
技術士は、学校文化のことはよくわからないことが多いため、「翻訳」する存在としても、コーディネーターが重要に。

✨たとえば…

視察では、体育館や理科室、屋上を見せて頂きました。

●体育館のキャットウォークに置かれた照明
→落下した時を考え、チェーン等もつけておく

●屋上につながる窓
→ストッパーをつけ、15センチしか開かないように

等……

他にも、様々な対策がとられています。

✨「換気」とは

技術者の原眞一さんからは、「換気」とは何か?のお話がありました。

最近も、理科室で硫化水素が発生したことが問題となっていますが…
換気扇を回すだけでは換気はできず、
重たい硫化水素は動かないそう。

今ある設備のなかで簡単にできる方法としては、窓を少しずつ開け、入り口に扇風機をたくさん置くのがよいのでは?とのご提案でした。

コロナで換気の必要性が叫ばれましたが、本当に換気ができているのか、専門家がいるのかどうかで、大きな違いがありそうですね。

✨子どもの安全のために

忙しい先生方をサポートし
先生の負担を減らしながら
子どもたちの安全な学校生活を守っていくこと。

学校での様々な事故が頻発するなかで、
かかりつけエンジニア
は、とても重要な取り組みと感じました。


お忙しいなかご協力くださった皆様、
企画してくださった議連幹部の皆様、
ありがとうございました。


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