【練馬区議会・予算】攻めの防災、攻めきれず…ブロック塀全撤去ならず&桜台東部地区のブロック塀対策も課題が…【高口ようこ質疑】
※2023/3/6、練馬区議会・予算特別委員会より、高口ようこの質疑です!
Q1:ブロック塀、全撤去ならず…
★撤去率はわずか20%
練馬区はこれまで
「危険性が高く、早急に対応が必要な約1,600件は、令和4年度までにすべて撤去」
を目指すとし、これが区長が掲げる「攻めの防災」の目玉施策でした。
結果は、危険度の高いSランク、Aランクの撤去率は20%。
全撤去には程遠い状況です。
ブロック塀の撤去が難しい事は理解します。
ですが、その目標を掲げたのは練馬区自身であり、
「攻めの防災」の意義が問われますが、その点の見解を伺います。
練馬区A
- 先手先手で…
※回答の詳細は後日UP(他同)
※以下は時間オーバー(課長の答弁で時間切れ…)でしたが、用意していた質疑もぜひご覧ください。
Q2:桜台東部地区は、ブロック塀対策に注力を!
桜台東部地区防災まちづくりのブロック塀は、
- Sランク:5件
- Aランク:13件
- Bランク:195件
です。
★密集事業でも、ブロック塀撤去は進まない?
来年度の密集事業で、Bランクの助成金を増額するエリアを決める予定。
※アンケートから避難ルートを設定→そのルートのみBランクの助成額を上げる
ですが……
このS、A、Bランクは地区全体に散らばり、
特定のエリアに固まっているわけではありません。
エリアからはずれた場合、Bには助成金増額も、個別の働きかけもありません。
Sランク、Aランクは助成金の増額自体がありません(※今やっている対策から変更なし)。
撤去には、エリアよりも、個別の働きかけが重要です。
★区が全額負担するくらい「攻め」てみては?
本当に「攻めの防災」というなら、撤去と塀の建替えまで区が負担するくらい「攻め」てはどうでしょうか。
反対が強く長い時間かかることが明らかな道路拡幅よりも、
反対のないブロック塀対策に力を入れたほうが、
より迅速で効果的に、いのちを守れる防災対策です。
あわせて、この地区でのブロック塀全撤去は何年度を目標とするのか?
2点伺います。
★耐火建築が重要
先日、総合・災害対策等特別委員会で視察した糸魚川大火で、燃え残った1軒は新築でした。
桜台の道路拡幅予定地にも、新築が多い。
道路拡幅より、耐火性こそ重要と申し上げます。
参考
- 高口ブログ:【決算】桜台・木造住宅密集事業…練馬区の報告書に誤りが発覚!【高口質疑】
- 練馬区HP:桜台東部地区のまちづくり
※正式な議事録は、練馬区議会HPにてご確認ください。