【練馬区議会・条例解説】同性カップルも、区営住宅の利用OKに!他
※2023/2/10、練馬区議会のレポートです。
重要議案、条例改正を解説!
練馬区議会(2023年第1回定例会)の重要な条例改正や議案を、まとめてレポートします!
都のパートナーシップ制度→区営住宅等への入居が可能に!
東京都がパートナーシップ制度を制定。
都営住宅の申込者の資格に、パートナーシップの相手方を加えました。
それにあわせて、練馬区も、住宅関係で、パートナーシップを認める変更を行いました!
それが……
- 練馬区の区営住宅、高齢者集合住宅、密集住宅市街地整備促進事業用住宅
- 同居者の要件に、パートナーシップ関係の相手方を加える
とても大きいことですね……!
ちなみに、密集住宅市街地整備促進事業用住宅(長い!)とは、密集事業のために、仮の移転先等が必要な方への住居。練馬と江古田に、計21戸あります(密集事業はやはり大変ですね……)。
★どうする?練馬区!
練馬区は、これまでずっと、パートナーシップ制度は区ではつくらない、と言ってきました。
その理由を
憲法をはじめ現行法規との整合性を図るとともに、制度の実効性を確保する必要がある
と言い続けています。
しかし今回、実際に都営住宅や区営住宅で、同性カップルが認められることに。
特に現行法規との整合性の問題も起きていないわけです。
その点を練馬区にきいたところ
- 練馬区「民法、憲法の規定、相続等についての答弁」
- 「今回、都の制度→法的効力はない」
じゃあ、今回のように、法的効力のない制度なら、問題ないということですよね!?
練馬区でもパートナーシップ制度をつくれるし、つくる意義があるということが、改めてわかったと思います!
練馬区職員定数を削減
練馬区の職員は「練馬区職員定数条例」で定めています。
この間、練馬区は、正規の職員を減らし続けてきました。
5年間の計画で、
- 4736人
- 令和3年度(中間年):マイナス199人
- 今回:マイナス27人
- 合計:マイナス226人(計画達成)
★増えた業務
- 一番大きいのは子ども家庭支援センター(プラス15)
- 他に福祉部、健康部
★減ったのは=委託
- 2年で委託園→108減
★今後は…
計画は達成してしまったのですが、今後も練馬区は、これで終わりだと考えていません。
委託は令和11年4月まで予定しており、今後も続ける意向。
次期の「定数管理計画」を策定の予定です。
しかし、ひとは、ひと。
はたらくひとはどんどん減る時代。
そう簡単に思うがままに、クビを切ったり雇ったりできるわけではありません。
実際に会計年度任用職員を募集しても、予定に満たないことも。
計画をたて、そのとおりに募集すればよい、という”思い上がり”を捨てて、ひとを大切にしていく、今いる会計年度任用職員を常勤化していくことを、真剣に考えるべきです。
環状8号線横断地下通路→契約金額プラス3千万に
平和台駅地下の通路ですが……
東京都の放射35号線の工事が遅れているため、6か月、工事を中断することに。
そのため、契約金額が「33,398,200円」…約3300万円も増額することになりました。
参考
- 【レポート】会計年度任用職員(非正規公務員)問題を考える
- 練馬区HP:人事行政