【練馬区・予算特別委員会】コロナの状況、対策は?小児ワクチンはどうなる?【保健福祉費】
※2022/2/24、練馬区議会・予算特別委員会「保健福祉費、介護保険会計」のレポートです
※練馬区の答弁のまとめです
新型コロナ
★検査キットの不足は?
- 抗原検査キット→練馬区「区で確保し、必要な施設に配布」
- 「必要に応じて、キットの確保に努める」
※高口注:答弁からは、不足しているのかどうかがわからずでした…
★自宅療養の状況
- 1ヶ月に200人を超える診療所も
- 601人を健康観察
★練馬区の配食サービス
- 2021年11月より
- 発生届を受理した翌日か翌々日
- 全員に発送
★感染症対策リーダー養成研修
- 2021年度実施
- 2022年度も実施する
★医療・酸素ステーション
- 昼夜問わず、連日受け入れ
- 中和抗体薬→152人投与
- 10代→19歳が1人
- 他は20-80代
コロナワクチン
★接種券の誤送付
- 名簿の作成は、通常2人で行う
- 誤送付した日は、1人で実施した
★小児ワクチン(5-11歳)
- 診療所、かかりつけ医からのスタート
- 練馬区「安全性を確認」
- 保護者が「十分納得して接種できるよう様々な情報を提供、周知徹底」
- 一方で、「差別がないよう、丁寧に」
※高口注:様々な不安な声があることから、丁寧な情報提供が重要です。
病院
★順天堂練馬病院の3次救急医療
- 東京都の定めた基準を「100%」満たす必要がある
- たとえば…
- 専用室20床
- ICU20床
- 医療機器、備品
- 専任の医師看護師
- あらゆる診療科目に対応する体制
- その後、都の実地調査
- 満たしていたら「試行」
- 3ヶ月、重症患者を受け入れ
- 検討→認められれば、指定を受けられる
- この期間、半年かかる
★今の練馬光が丘病院→練馬区は最大20億円を負担
- 事業者:JSK
- 改修費用:詳細不明
- 区は躯体部分を負担→上限20億円
自殺問題
- 2020年度:約100人
- 練馬区は女性の自殺が多い
- 全国→7:3
- 練馬区→6:4
- 2020年度:20代の自殺も多かった
- →理美容等若者が多いところへ研修を実施
高齢者
★補聴器→購入補助
- 昨年7月~補聴器購入費用助成を開始
- 2022年1月末時点で311件申請、107件助成
- 申請と助成で「3倍」の開きがある理由
- 非課税証明書が確認できるか:238名
- 区内の医師の診断で「補聴器が必要」:135名
- 購入:107名
- 対象拡大や上限UP、両耳も購入できるようにしたらどうか?という質疑には
→練馬区「NO」 - 2017年に廃止した「聞こえの相談窓口」→再開しては?という質疑にも…
→練馬区「NO」
「地域包括支援センターで相談を受ける」
★いきいき健康券→申請期限が短くなった!
- 「サービス後退ではないか?」という質疑に対して…
- 練馬区「サービス後退はナイ」!
※高口注:実際には、2ヶ月も申請期限が短縮されれば、2ヶ月分のサービス後退だと思うのですが、「ナイ!」と断言したことに驚きました……。
★サンライズ大泉
- 防災拠点型地域交流スペース「サンライズ・サーカス」
- 災害時は福祉避難所に
- 小学生が宿題、高校生が勉強をしに来たり、様々な世代の居場所に
※高口注:多世代交流の特養!とても気になる取組です…!
介護、介護保険
★ヤングケアラー
- 日本ケアラー連盟より講師→ヤングケアラー研修→50名参加(主任介護支援専門員)
- 練馬区「すでに、どの(機関でも)相談を受け止める連携支援」を行っている
- 本人が「自分がケアラーだという認識が難しい」
- 「社会の認知度が低い」
- 「顕在化しにくい」ことが「課題と認識」
※高口注:区が言うほど、本当に完ぺきな支援ができているかは疑問ですが…今後も対応を求めていきたいなと思います。
★介護者へのハラスメント対策
- 24時間相談
- 2020年度:190件
- 2021年12月末まで:198件
- メンタルヘルスの相談が最多
★保険者機能強化推進交付金、保険者努力支援交付金=交付額2億円に
- 23区1位、都内2位
- 2022年度予算で、介護予防の事業や、準備基金の積み立て
- 次期計画の保険料軽減にあてる
障害者
★精神障碍者の長期入院
- 2020-2021年度、「精神科病院の長期入院患者等の実態調査」を実施
- 区内3病院
- 1年以上入院
- 2020:174人
- 2021:155人
- 60歳以上~8割
- 統合失調症:7割
- 退院可能:6割
- 患者の退院希望:3割
- 受け入れる地域→多職種の連携必要
- 病院の訪問、入院中からのサービス体験等を実施
★意思疎通条例
- コミュニケーションガイドブックを作成
- コミュニケーションパートナー養成講座を開催
- ICT支援機器
- 来年度、相談窓口を設置
- 出前研修も実施
★介護と障害の研修センターを統合
- のべ558名が障害者研修を受講
- うち、のべ400名がケアマネージャーに
地域猫
★ボランティアの推移
- 2019年度:66グループ、203人
- 2020年度:70グループ、219人
- 2021年12月末:67グループ、212人