練馬区立美術館再整備で、サンライフ練馬は廃止?「練馬区立美術館再整備構想」最大の争点

「練馬区立美術館再整備構想」のパブリックコメントが、2022年1月17日まで行われています。

この構想は、美術館の隣にある建物「サンライフ練馬」の廃止もセットになっています。
私のもとには、すでにその反対の声も届いています。

廃止の何が問題なのか……解説しました。

【参考】「練馬区立美術館再整備構想」の解説はコチラ↓
https://koguchiyoko.net/nerima/20211202bijutsukansaiseibi/

【参考】「練馬区立美術館再整備構想(素案)」はコチラ

美術館再整備、最大の争点…「サンライフ練馬」の廃止

サンライフ練馬はどんな施設?

★1Fのトレーニング室が人気

サンライフ練馬は、

まず、1Fがトレーニング室。
この利用者が多いのですが、これはどこか別のところに移すと言っています。

★2Fはレストラン

2階はレストランがあります。

レストランも、同じではないかもしれないけれども(その可能性が高いかなと思いますが詳細不明)、美術館の方にカフェスペースを作ると、構想にあります。

★3Fが研修室

3Fが、研修室等です。
職業相談室、職業講習室などもあります。

★労働者の福祉施設

もともとサンライフ練馬は、別名「東京中高年齢労働者福祉センター」といって、労働相談などを行っている労働者の福祉のための施設です。

時代の変遷もあり、現在は、会議室の利用などがメインになっていると思います。

★練馬区の方向性→集会所を減らしていきたい

今、練馬区は、集会室に関して、別の計画(アクションプラン)の中で

”集会室は、維持管理費がたくさんかかっているのに、利用料としての収入は少ない…というデータをわざわざ出してきて、だから集会室は縮小していきます”

といった見せ方をしています。

【参考】「公共施設等総合管理計画(素案)」P32

★集会所は”集会の自由”を保障する場

そもそも集会所というのは何のためにあるのかというと

「集会の自由」

憲法にも定められた、私たちが自由に集まって自由にお話をしていく、そういう根本的な権利に関わっている施設です。

コロナでなかなか集会もできない中ですが、集まって話していくということが、とっても大事ですよね。
民主主義を守り、実践していくうえでも、重要な権利です。

一方で、区の施設はなかなか予約が取れなかったりする。

そういうところの改善がないまま、集会室をどんどん減らしていきましょう……ということでいいのかどうか。

サンライフ練馬の廃止に絡む、練馬区全体の問題です。

ぜひぜひ皆さんにも、考えていただきたいと思います。

パブコメは、1/17まで!

パブコメは1月17日までです。

たくさんの人に、たくさん意見を送っていただきたいなと思います!

↓パブコメの送り先はコチラ(練馬区HP)

  1. 美術館再整備構想:https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/keikaku/shisaku/kumin/bijyutsukankousou.html
  2. 練馬区公共施設等総合管理計画〔実施計画〕(令和4年度・5年度)(素案):https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/gyokaku/shisetsu/kanrikeikaku/211211jissikeikaku.html

★中村橋駅周辺施設の統合・再編についてオープンハウス

https://www.city.nerima.tokyo.jp/shisetsu/community/oshirase/n_openhouse.html

  • 2022年1月7日(金曜) 午後6時から午後8時 中村橋区民センター 2階会議室
  • 2022年1月8日(土曜) 午後2時から午後4時 サンライフ練馬 3階研修室

こちらもぜひ行ってください!