子育てスタート応援券が使いづらい理由…改善方法を提案!【練馬区議会・決算・高口質疑】
練馬区議会・2020年度決算にて、「子育てスタート応援券」の問題を取り上げました。
「使いづらい」と言われ続け、利用率がわずか2割のまま10年以上……。
根本的な原因とは?
その点を踏まえ、改善方法&事業を効率的に増やす方法を提案しました!
【Q1】利用率の上がらない応援券→改善策を提案
私が12年前に長男を出産した頃からずーっと、
周りで「使いづらい」と言われ続けてきた応援券。
区もこれまで、時間や事業を増やし改善してきたものの
例年25%の利用率が平均で、令和元年度は27%
令和2年度はコロナもあって25%をきりました。
アンケートでは、「使える事業を増やしてほしい」との意見が多いのですが、
一方で、事業を増やせば、仕組みが複雑になり、
結果、利用しづらくなるジレンマもあります。
特にこの事業は、申込先や方法がバラバラの事業をまとめているので
どうしても複雑になりがちです。
パンフレットの見せ方も工夫を感じますが、限界があります。
そこで、
- 各事業の申込み項目を統一し、
- 保育課で始めたLINEサービスや、
- 東京共同電子申請・届出サービスなどに一本化し
- オンラインで申し込める、という変更を提案します。
これを機に、子育てサービス全体の登録方法を見直せば、支援につながりやすくなり、
虐待や産後うつなどの防止にも役立つと思います。
見解を伺います。
A:子ども家庭支援センター所長
- 利用者目線で利便性の向上させることについて
- この間区議会からもご要望をいただいている
- 引き続き利用者や事業者のご意見を伺いながら検討していく
杉並区の事業が多いワケ
ぜひ、利用者目線で検討していただきたいと思います。
事業もいろいろと増やしてきていますが、
マドレボニータや産後ドゥーラなど、評判の高い民間の支援は様々あります。
杉並区のように、事業者からの申請を広く受け付ける申請方式なら、
事業を効率よく増やしていけます。
パンフレットを読む時間さえない。
そういう産後の保護者に寄り添えるかが、
利用率向上のカギです。
抜本的な見直しを求めます。