練馬区に酸素ステーション&自宅療養者への訪問診療を開始へ


練馬区議会議員の高口ようこです。

9月10日金曜日、いよいよ練馬区議会、決算の議会が始まりました。

初日は、区長の所信表明がありました。

そこから重要なポイントを、いくつかお届けしたいと思います!

1)9/9までのコロナ感染者数

9月9日までに、

区内の感染者コロナ感染者16526人。

死者は87名、お亡くなりになっております。

謹んで、お見舞、お悔やみ申し上げます。

2)練馬区のコロナ対策

感染拡大の防止の対策が、非常に重要な中ですが……

練馬区長、自分のやってきたことについて

他に先駆けて全力で独自の取り組みを進めてきました」

と、絶賛しています。

「他に先駆けている」かどうかについては、

「かなり練馬区遅いんじゃないか?」

という声も多数頂いているところです。

3)ワクチンの状況

ワクチンの予約については、システムの予約殺到が問題になったばかりですが、

「予約が困難な状況となり大変なご不便をおかけしました」

と区長は言っています。

一方で、システムの変更やサーバー強化については、一切触れられておりません。

4)保健所体制の強化

それから保健所の体制ですが

今年度の77人体制を大幅に増強し、

121人体制

と強化しています。

ですがこれは、保健師を大量に雇ったということではなく

・庁内から応援してもらう
・保健師を兼務する
・人材派遣をする

といった対応で

なかなか保健師を増やす、ということには至っておりません。

5)自宅療養者への対策について

それから、ここが重要なところですが……

感染者の状況について

「7月下旬以降感染者のほとんどが自宅療養等となっています」

と、「ほとんどが自宅療養」と、素直に認めておられます。

これは重要なことだと思います。

そんな中で練馬区はどうするのかと言うと、

「自宅療養環境整備担当課を設置して
練馬区医師会、練馬区薬剤師会と連携して
往診、訪問看護師訪問、薬剤師が連携した
医療提供体制を始める」

と言っています。

どういうことかというと、

自宅療養をされている方に対して
訪問診療や薬剤師さんが調合したお薬を届ける

といったことを始める、ということです。

早期開始を望みます。

6)酸素ステーションを設置

また、酸素ステーションを作る、と発表しました。

「(仮称)練馬区酸素ステーションを
光が丘七小跡地に早期開設を目指して
今東京都と実務的な協議を進めている」

ということです。

ここで重要なのは、訪問診療も酸素ステーションもそうですが
酸素を届けるだけではなく、きちんと抗体カクテル療法のような
早期の治療をちゃんとできるかどうか
という点です。

酸素ステーションだけじゃなく
「医療・酸素ステーション」の開設が重要だと思います。

7)就活が決まった方へ独自の給付金

それから、生活困窮者支援について、

「就職が決まった方に独自に就職給付金を支給する」

という施策を盛り込んでいます。

就職へのインセンティブになると思いますが、
一方でなかなか職自体がないとか、
安心して勤め続けられるような就職先がない
という課題も、考えるべきだと思います。

8)保育園、医療的ケア児の優先枠&区立保育園のICT推進

それから保育園については

「医療的ケア児の優先枠を設ける」

「区立保育所でのICTの導入」も推奨していく

…といった内容があります。

9)練馬区役所に練馬産農作物のコインロッカー設置

それからちょっと楽しい内容で…

11月、練馬区役所のアトリウム、1階のところに

「コインロッカー式の農産物販売機を設置」

するとのこと。

練馬産の農作物のコインロッカーを設置する
ということで
これはちょっと楽しみな内容です!

農福連携を進めている練馬区ですが
どんどん進めていただきたいなと思います。


まどぐちは、こうぐち!
高口ようこでした。