避難拠点のダンボールベッド、間仕切り…支給事業者と協定を締結
2020/6/16練馬区議会「総合・災害対策等特別委員会」のレポートです。
ダンボールベッドや間仕切り、災害時の供給の協定
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災害時に必要なダンボールベッドや間仕切り。その供給事業者と、協定を締結しました。
- 事業所:NPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
- 東京都世田谷区松原5-2-4
★供給の流れ
- 災害後、各避難所の必要数を本部がとりまとめ、発注
- 神奈川、千葉、埼玉にある工場で、製作
- 光が丘体育館、総合体育館に配送
- 各避難拠点に発送(東京都トラック協会練馬支部の協力)
- 数日かかる見込み
★災害が起きてからつくる
- 普段はサランラップの芯などを作っている工場
- 災害時に、ダンボールベッドなどに製造ラインを変更
- 熊本地震の際は、5日で送った実績
→つまり、備蓄してある品が送られるのではなく、災害が起きてからつくる
=すぐにはこない
=台風の避難所は、開設が直前なので、今回の協定は使われない
★チャンネルを複数
大災害では、世田谷区や東京近郊も被災し、電気がストップする懸念も。いざという時本当に届くかの対策が気になりますが……。
区は対策として、
- 事業者と訓練を行う
- 関西の事業所とも協定を結んでいる
- チャンネルをふやす
- 事業者と顔の見える関係を築く
と答弁しました。
★何人分届くのかは明言せず…
ほかの自治体とも協定を結んでいる事業者であり、必要な数が届くのかが心配です。
区は、想定の700人分、避難拠点に設置すること自体は可能だと明言しました。
一方で、最大何人分想定できる想定なのか、700人分届くのか等は、答えませんでした。
ダンボールベッドは、エコノミークラス症候群を、おこしやすい高齢者、妊産婦を優先とのこと。
→優先のルール等の取り決めが、重要です。
★備蓄倉庫は「いっぱい」
「区に予算と倉庫があれば」確保しておけるが、「現実的ではない」と区。
発災直後に必要な物資を備蓄し、それ以外は協定による供給で補う考えです。
また、今後は集中備蓄倉庫を増設する予定です。
★避難所の感染対策
- 国からの新型コロナウイルス対策の参考資料
- 飛沫感染を防ぐには、パーテーションの高さが必要
- 高いものが望ましい
→その準備を急いでいただきたいと思います。