高口質疑!補正予算「診療所,在宅医療,保健所,福祉の現場へ、特別手当を!」「休校中、子どものケアを!」…他

5/6補正予算にて、高口の質疑です。

*正式な議事録は、練馬区議会HPに後日UPされます。

【1】医療以外の現場への特別手当・現場の支援を

  • 今回の「医療提供体制支援経費」は、医療従事者へ、区独自に1000円上乗せという内容です。
  • 額の是非はあると思いますが、上乗せ自体は評価しています。
高口Q
今回の対象は、区内で感染症患者を受け入れている病院の医療従事者に限るとのことでした。しかし今、どの医療機関も感染リスクにさらされています。

医師からPCR検査センターへ送ることになり、より、地域の診療所や、在宅医療が重要になります。ぜひ、そこへの手当も今後、検討を。

区A
  • 診療所や在宅医療が、コロナウイルス拡大、自らのリスクを顧みず、通常通り運営していることは認識している。
  • 手当の対象とするかは、整理すべき課題がある。
高口
  • ぜひ課題を整理し、検討を!

 

【2】頑張っているのは、医療従事者だけではない

  • 保健師、保育士、学童職員、高齢者施設、障害者施設など福祉系の職員も、第一線で、感染リスクと向き合っています。
  • 練馬区の保健相談所が大変という記事、先日の東京新聞に掲載されました。
  • 福岡市では、特別給付金を実施。
    • 高齢者や障がい者施設は、「1施設当たり15万円から150万円」
    • 保育所等は、「1施設当たり上限60万円」を給付する予定
高口Q
各現場の特別手当も、緊急で入れるべき!
現在の検討状況や課題、今後の見通しは?
区A
  • 区民生活に欠かせない(職業)、改めて、ありがたさを深く(感じる)。
  • 区の支援として、マスクや消毒液、補正予算で5千万円計上。
  • さらなる支援、どういう形がよいか、検討する。
高口
現場は本当に追い詰められています。
すでに、「やめたい」「やめた」の声を頂いている。
感謝だけでなく、続けて頂くための財政的な支援を!

【3】休校中、先生が子どもをフォローできる体制を

  • 1人1台のタブレット、前倒しの導入が決定。
  • 私もずっと委員会で求めてきたこと。保護者の要望も高く、よかった。
  • 都補正予算は、ICT支援員にも使えるので、その経費の上乗せもお願いしたい。

★5/31の休校が決定

  • 今回のオンライン関連の経費を使い、休校中に何を行うかが重要です。
  • が、すぐには機器の導入は難しいとのこと。
  • 5/5の都補正予算「都の42000台を貸し出し」も活用を

★子どもたちの思い…「友達に会いたい」

  • この間、保護者や子どもたちから、いろいろヒアリングしました。
  • 学習のフォローはもちろんですが、友達とのつながり、居場所、先生からのアプローチを求める声が強い。
  • 先が見えず不安な子、不安定になる子もいるが、学校からの支援が届いていない状況です。
  • 一方、保護者が独自に、オンライン朝の会や学習会を開く動きが広がっています。
高口Q
子どもの心のケア、友達や先生とのつながりが必要という点で、今回の予算を活用し、休校中、どのような対策をとりますか?
区A
  • 臨時休業中、スクールカウンセラー、養護教諭が相談窓口に。
  • 区「再開後のケアを準備」
  • 5月末まで延長→「今後、電話連絡は1週間に1回」
  • 「心のケアを行いたい」
  • 「配慮の必要な児童の把握」「個別対応を行う」

【4】先生のアプローチ、コミュニケーションが不足

  • 子どもや保護者に、先生の動き、存在が見えていません。
  • 電話、メール、ビデオメッセージ、手紙…ツールはあります。
  • 先生から、「あなたを気にかけていますよ」というメッセージの発信が必要です。
  • 登校日が始まっても来ない生徒や、再開後の臨時休校も考えられ、その対策にもなります。
  • 今回の予算を活用し、先生とのコミュニケーションの充実を。
  • 最低でも週1回以上は、アプローチがあるようにしてほしい。

*時間不足で言えなかった質問
  • 時間が保護者が先生に、いろいろお願いをしても、「上の指示がないと動けない」と言われる、という話を多数いただく。
  • このような緊急時、先生が各自の判断で動けるよう、今回を機に、学校の体制や教育委員会のサポート体制を見直すべき。

【5】困窮する家庭へ、昼食代の補助を!

*こちらは、市民の声ねりま・岩瀬たけしさんが準備した質問です。

経済的に厳しい家庭に支給される就学援助には給食費が含まれ、子どもは無償で栄養のある昼食がとれます。今回の臨時休校に伴い、長期間、給食がとまる中で、保護者から「お昼代が苦しい」という声が、私達のもとにも届いています。

4月15日の朝日新聞では、学校給食がなくなり、「母親が自分の夕食を抜いて子どもの昼食に充てたため、体重が4キロも痩せてしまった」という事例も紹介されました。

国からの支援が無い中で、各自治体の独自の取組が続いています。23区でも、文京区と豊島区で、休校期間の昼食費として、子どものいる要保護・準要保護の認定世帯に対し、昼食費相当額(500円)を補助しています。

世田谷区では、就学援助家庭に対して臨時休校に伴う給食停止期間分の給食費相当額を支給するとしています。

全国に目を向けると、尼崎市などでは、子どものいる生活困窮世帯に対して弁当と交換できる昼食券の配布を行っており、豊田市では、経済的な負担を軽減するため、全世帯の給食費を学校再開後、1学期の間、無償とするとしています。

Q
そもそも給食については、これまでも家庭からは食材費のみを徴収し、人件費などはこれまでも区が負担してきました。
休校が長引くなかで、困窮者家庭への支援の一環として、就学援助費の枠組みにこだわらず、生活が困窮している家庭に対して、昼食を含めた支援を行うべきです。
A
支援自体は必要と認識。その他支援を拡大させる。
高口
休校中でも、「義務教育」中に変わりはない。
困窮世帯への支援、一刻も早く!