給付金,PCR,オンライン導入… 5/6練馬区補整予算を詳しく解説!
5/6、練馬区補正予算の内容を、速報でお届けします!
*数字は、10万円以下四捨五入
練馬区補整予算の概要
一言でいえば、新型コロナウイルス対策のための補正予算です。
★国の給付金への対応:約760億
- 特別定額給付金:約752億
- 子育て世帯臨時給付金:約7億4千万
★区の緊急対策:約17億5千万
- うち、区の「財政調整基金」取り崩し:約14億6千万
- 財調調整基金の残高:約349億
- 基金残高の合計:約883億
予算のポイントを解説!
【ポイント1】 感染対策、医療支援
★PCR検査センター関連…約3千万
- 5/8開設
- 当面、週3回、1日2時間
- 1日30件まで
- 検査結果:おおむね2日後
Q:PCR検査件数の公表は?
- 区内の医療機関での検査は、他区の区民を含んでいる
- 練馬区民も、区外で多く受けている
- 区「区単独で検査数の公表は考えていない」
Q:公共機関で行けない場合は?
- 交通手段→都の補助が出ている
- タクシーが対象
- 座席前後の隔壁設置に助成
- 詳細は都が検討中
- 区「移動手段の情報提供を検討」
Q:7月以降の体制は?
- 区「センターの予約状況を踏まえ、検討」
Q:センターの拡充は?
- 区「予約状況を見極め、医師会と協議し、検討」
★医療従事者への支援…約4500万
- 宿泊先の確保、ランチ代
- 医療機関の負担が発生しないよう補助
- カデンツァ光が丘が協力
- 危険手当の補助
- 東京都の補助
- +区が1人日額1000円上乗せで補助
- 設備整備補助
- 1病院上限:4千万の設備
- 補助率:3/4
Q:医療従事者以外への特別手当は?
*保育士、学童、高齢者・障害者施設職員等…
- 区「区民生活に欠かせない福祉医療サービス」「危機的状況」で、「ありがたさ、深く」感じている
- 「マスク、消毒液など、区ができる支援を積極的に」
- 「苦労になんとか報いたい」「どういう形がよいか検討する」
- 「国、都の動向を注視」
Q:大泉生協病院の発熱外来→患者が減って減収。補填は?
- 医療機関の経営状況を把握していない
- 影響の緩和は、国や都が診療報酬を見直し
(*感染を受け入れている病院のみ) - 必要と判断すれば、区独自に検討する
Q:労災の認定は?
- 業務外の感染が確実でない限り、労災認定
★マスク、消毒液、防護服購入…約4千万
- 施設・職員向け
- 対象施設
- 感染対策予防を講じて業務を継続しているところ(保育、学童、福祉作業所、デイ、福祉園など)
- 清掃事務所
- 窓口業務(区民事務所、福祉事務所)
- マスク:78万枚
- 消毒液:2万本
Q:保育士の支援は?
- 区「保育園は三密の完全解消は難しい」なかで、「開園」
- 「私ども、最大限支援」
- 今回、マスクの支援
- 区立の手持ちの物品でも対応
【ポイント2】 給付金
★特別定額給付金…約752億
- 5/7コールセンター、オンライン申請開始
- 50名の派遣職員を動員
- 5月中旬~申請書を送付
- 5月下旬に給付開始
- 区「多数相談」「一日も早く給付金を届」ける「使命を強く感じている」
- 区「全庁を挙げ、全力で取り組む」
Q:住民票のない方への対応は?
- 区「住民票ない方、ホームレス、無戸籍の方も届く制度」
- 「届くよう、総合福祉事務所と連携」「周知に努める」
- 「申請書が届かない方、5/7~コールセンターにご相談を」
Q:ダウンロード申請のほうが早い
- 区HPの申請書をダウンロードし、自ら記入し、郵送してもOK
- 区が郵送する書類には、返信用封筒がついている
- 5/7にHPを更新し、「丁寧に案内する」
Q:窓口の対応は?
- 感染拡大防止のため、基本は郵送、オンライン申請
- 口座のない方、書き方がわからない方→窓口申請
Q:4月27日生まれの子どもは、対象か?
- 4月27日が基準日→「対象」
Q:世帯主への給付を、個人単位に
- 「簡素な仕組み」のため、世帯主給付となっている
- DVからの避難者、施設入所中の方へは、受給できるよう対応
- 国が示す仕組みで、「1日も早い支給」をめざす
Q:DVへの対応は?
- 申し出により、自治体に連絡し、旧先を分ける
- 区「コールセンターに相談を頂き、個別に対応」
- 4/30以降も対応
- 今後も必要な手続きをとる
Q:聴覚障がい者への対応は?
- 基本はメール
- 必要なら窓口で対応
★住居確保給付金…約3億4400万
- 申し込み急増により、増額
- 生活コールセンターで、一元的に生活相談を受け付ける
★子育て世帯臨時特別給付金…約7億4500万
- 子育て世帯に一律1万円
- 73000人
- 9月に一斉給付
【ポイント3】 ひとり親向け
★ひとり親世帯臨時特別給付金…約2億
- 区独自の生活支援
- 児童扶養手当の4000世帯
- 1世帯5万円
★ホームヘルプサービス事業委託料…300万
- ひとり親向け事業
- 自己負担軽減+サービス拡充
Q:失業等への対策は?
- 小口資金等の相談増加を見込む。
- 速やかに支援する。
【ポイント4】 子育て関連
★認証・認可外保育補助金…約4200万
- 認可外保育施設(認証含む)の保育料を補助
★民間学童・運営費補助金…約2500万
Q:休校期間、給食費分の、昼食代の補助はしないのか?
- 昼相当額を支援している自治体があることは「承知」(区)
- 区「昼ごはんの支援は必要」
- 「就学援助費の枠組など、課題が多い」
- 就学援助費は1カ月延長、支給対象月も遡及して適用
Q:休校中、給食の提供は?
- 区「外出自粛」により、「学校での提供は困難」
【ポイント5】 オンライン導入
★オンライン機器導入関連…約4億6900万
- 国のタブレット国庫補助が決定
- 練馬区も、1人1台、46000台分を導入
- 今年度中の配備
- ビデオカメラ、webカメラ、ヘッドセットも導入
- 各校3台ずつ
- 1学期中には遅くとも配備
- 区「ビデオで作成した動画、webカメラでの会話が可能に」
- オンライン学習、オンライン授業、区は「明確に定めていない」
- 区「タブレット配備後は、自宅学習、オンラインで可能に」
★連絡用携帯電話賃借料…約1900万
- 各学校、2台ずつ、携帯電話を増設
- 回線がつながらない、などあったため
Q:学習のフォローは?
- 4月の臨時休業中は、復習、教科書を活用
- 区「プリント、コンテンツでは十分でない」
- 実施できない授業時間を確保
- 対策は…
- 長期休業短縮
- 行事縮減・中止
- 土曜授業の活用
Q:家庭へのサポートは?
- 区「自宅にパソコンがなく、動画が観られない場合」
- 「学校に来て、パソコンで動画をご覧頂くようにしたい」
- 「通信環境端末の貸し出しの報道もあり、動向を注視」
【ポイント6】 経済対策
★産業融資資金あっせん等経費…約5億
- ココネリ3階相談窓口設置費用
- 区の特別貸付・利子補給金:2億
- 〃 信用保証料:3億
Q:利子補給2億、信用保証料3億の根拠は?
- 予測難しい
- リーマンショックのスーパーサポート貸し付けを参考にした
- 今回の見込み:3000件、貸付総額130億、利子7億
Q:特別貸付の拡充は?
- 5/11より、下記を引き上げ&延長
- 限度額:1000→2000万円
- 返済期限:7→10年
- 据え置き:12→24カ月以内
- 区「利用しやすい制度、迅速に取り組む」
Q:現在の融資状況は?
- 特別貸付:1267件
- 総合融資額:95億825万円
- 1件あたり:750万円
- 理美容が多い
- GW(3日):70件の予約対応
- 郵送分はすべて受付→来週全ての受付を済ませる予定
- 区「迅速に取り組む」
Q:融資にかかる期間は?
- 窓口での「あっせん紹介票」は、その場で発行(書類がそろっていたら)
- 区「金融機関の担当に伺ったところ、おおむね2週間程度」
Q:迅速な融資、金融機関に働きかけを
- 区「全金融機関に、迅速な融資実行をお願い」
- 「申請代行もお願い」「引き続き取り組む」
Q:フリーランスも対象かわかりにくい
- 区「幅広い対象者」「丁寧に説明」
- 「店舗がなくても紹介票は出している」が、
- 金融機関によっては細かな条件を設けている
- その場合、金融機関を「変更して紹介票を出す」ことをしている
Q:家賃補助の検討は?
- 区「他自治体の家賃助成は承知している」
- 「国が支援を検討と報道」「区も引き続き検討」
区長の表明
- 「闘いの只中」「未だかつてない危機」
- 「区としてできること」「総動員」
- 「(補正予算で)ただちに審議すべきことをとりまとめた」
- 「こうした時のためにこそ行政が存在する」
- 「区の役割は重い」
- 「区民一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな支援」
- 「これ(今回の補正予算)で終わりと考えていない」
- 「必要な区の独自の対策を打ち出す考え」
- 「本格的な財政危機はこれから」「備えることも視野に入れる」
- 「引き続き、スピード感をもって」
*「スピード感をもって」?? ……練馬区は遅い遅いと言われているわけですが…