【練馬区】2025年度最終補正予算(2026/3/4)

*2026年3月4日、補正予算のレポートです。

3月の補正予算は、「最終補正」と言い、
その年度の最後となるため、
様々な調整が行われます。

できるだけわかりやすく解説していきます!

今回の補正予算のポイント

補正前予算額:3614億3400万円
補正後 〃 :3635億8400万円

補正額:21億5千万円

主な内訳4点

①保育士等への公定価格上昇への対応:31億6700万円

公定価格が5%増となったことによる増。
*昨年度は10%増

②施設整備基金の積立:20億8000万円

増収分を、基金にまわす(最近練馬区がとっている手法)
基金全体の残高は1304億円(2025年度)

③国庫・都支出金の積算金等:23億2300万円

④マイナス分=年間の執行見込み差の整理:−54億1700万円

都区財政調整の再調整

23区は、東京都と財政の調整を行う特殊な制度(通称:財調)があります。

当初予算の見込みと、実際との差額で、プラマイが出るのですが、
今回は35億円のプラス(増収)となりました。

  • 23区全体で477億円
  • うち、練馬区は35億円
  • *当初算定:1070億円
  • 再調整:1106億円交付見込み(6項目が追加算定等)
  • =差し引き:35億円

各事業、「増額」の注目ポイント

*10万円以下は切り捨てで記載(以下同)

利用数や申込等が予定より伸びたことによる増

  • 産後ケア事業:+7800万円
  • 感震ブレーカー事業:+400万円
  • 自転車ヘルメット購入助成:+500万円
  • キャッシュレス決済ポイント還元事業:+1000万円
  • 産業融資資金あっせん(新規貸付増):+1700万円

福祉の給付費等の伸び

  • 介護保険会計繰出金:+1億1000万円
  • 自立支援給付費(障害者サービス給付費):+3億3800万円
  • 福祉手当支給費(認定者数の増):+6600万円

その他

  • 就学援助費(入学分):+3100万円
    • 就学援助の対象拡大→今年度は入学分、残りは来年度予算で
  • 公共施設予約システム改修:+4900万円
    • 機能のカスタマイズを検証段階で行ったため
  • 生活保護の医療扶助費:+14億円
    • 世帯数は横ばい、1件あたりの医療費が伸びた、医療にかかる人が増えたため/51万9千→55万6千
  • カーボンニュートラル化設備設置等補助金:+300万円
    • 年度途中で受付終了したが、受付終了日を交付対象とするため、駆け込みの申込あり
  • アライグマ・ハクビシン対策:+300万円
    • 申請件数が増加

各事業、「減額」の注目は

  • 石神井公園駅前の再開発事業:ー12億1100万円
    • 事業が遅れ、来年度にまわすことになったため
  • みどりバス事業等経費:ー5500万円
    • 関町・南大泉ルートの統合、氷川台ルート再編のため
  • 旭町の民設特別養護老人ホーム等助成費:ー1億6400万円
    • 工事費増等の理由で、民間事業者が撤退。事業中止のため
  • 予防接種費:ー3億9000万円
    • 帯状疱疹定期化
    • 新型コロナワクチン接種率伸びず(50%見込み→実際20%)

国保、介護保険など

  • 国民健康保険:+31億700万円
    • 1人あたりの医療費が増えたため
  • 介護保険:+9億7200万円
    • サービス給付費が増えたため
  • 後期高齢者医療:+3億4000万円

 

質疑からの情報

財政

  • 納税義務者数が7000人増
  • 好調な企業業績→増額補正
  • 現状の差額:40億円を補正計上

起債の発行額

  • 練馬区:23区で最も多い
  • 公債費は悪いほうから7番目→平均より少し下
  • 近隣5区では3番目

学校給食で練馬区産野菜の使用

  • 給食年間190日のうち、平均57日
  • 残食が減る報告も
  • 食農教育連携会議、R4から

学校「公費・私費区分ガイドライン」を策定

  • 学用品の負担区分の考え方を整理
  • 公費負担を拡大
  • 例:社会科見学のバス代など

石神井小学校の増築

  • 校庭の拡張用地→球技が可能な運動場として整備する
  • 西側の擁壁改修、散水用の設備の費用を計上

石神井小学校前交差点

  • 土地の獲得率:14%
  • 交差点事業、他に2ヶ所:①びくに交差点、②石神井中学校前

*高口注:びくに交差点→新しいスーパーができ、土日の渋滞が課題となっています

区立施設予約システム→カスタマイズで増額

  • 設置目的や利用方法が異なり、可能な限り調整
  • 標準機能のままでは利便性が大きく低下、運営に支障が出そう
  • 区「やむを得ず必要な範囲でカスタマイズ」
  • 追加した機能:窓口で減免、予約をカレンダー形式で確認・入力できる機能など
  • 3月2日時点:6362団体、登録完了
  • 7月から利用開始

帯状疱疹ワクチン

*50歳〜5歳刻みなどで接種表を送付、誕生月に2ヶ月以上開けて2回接種のため、
1〜3月誕生日など2回接種が間に合わない方がいる

  • 救済措置を実施する
  • 対象の方にはお知らせ

障害児の通知表が斜線(評価不能)とされている問題

  • 区「3学期の改善に取り組む」
  • 研修→管理職、すべての教員が受講するよう求めている

不就学の子ども

  • 外国籍の児童
    • 把握できない、母国のオンライン授業など状況を把握
  • 2024:59名
  • 2025:40名
  • 個別訪問→2024年度:1件、2025年度末までに行う

*学務課ではなく、他区のように、子ども家庭支援センターなど福祉部署での対応をすべき、という指摘もありました

日本語学級

  • 日本語指導教員の加配
    • 光が丘春の風小学校でモデル校→2年間
  • 東京都と協議→日本語学級開設の準備を進めている
    • 時間割、教材準備、情報共有など
  • 中学校→日本語教員の加配を東京都に要望している
    • 中学校でも日本語学級、今後検討
  • 日本語指導における研修会の実施も検討

生ごみ処理機貸し出し

  • 2024:71件
  • 2025:49 件(1月末時点)
  • 購入:昨年度より1千円、3千円安くあっせん

ごみの個別収集

  • 1.5倍の作業員が必要

災害時の個別避難計画

  • 13422件作成
    • うち、福祉職に頼らない自力の作成もある
  • 作成目標は22000件
    • 2025.4→11000件
  • 区:(他区に比べて)「先進的に進んでいると認識」

練馬区立美術館再整備

  • 寄付:62件222万円
  • いったん施設整備基金に積み立てる

キャッシュレス決済ポイント、事業者負担は

  • 区「事業者手数料の補助は考えていない」