文化をまちへ、あなたのそばへ… アウトリーチ型の文化芸術を提案!【2025/10/6補正予算・高口質疑①】

2025年10月6日、補正予算での高口の質疑。
テーマごとに報告します。

ひとつめは、文化芸術事業について。

文化やアートは、特別な場所に行かなくても楽しめる。

福祉施設や学校などへ
アートを届ける「移動美術館 アート・トラック」
https://arttruck.cultural-rights.org/

まちなかを彩り、交流を生む
「絵のあるところプロジェクト」など…
https://grapefruit-3.jimdosite.com/

練馬には素敵なアウトリーチの取組が広がっています。
こうした活動を参考に、
区全体で文化をもっと身近に――

そんな思いで質疑しました。


文化芸術事業は、アウトリーチの取組を

高口

私は、アウトリーチ型の文化芸術の取組を広げるべきと、
ずっと主張しております。

たとえば、「移動美術館 アート・トラック」という取組は、
「すべての人が文化芸術を楽しむことができる社会を目指し、
アート鑑賞をあらゆる場所で楽しめるようにと企画」され、

側面に作品が飾れる特別なトラックを使って、
荷台を開くと、車1台分の小さな美術館が現れます。
福祉施設など、美術館に来づらい方々のもとへ伺えて、
アーティストと直接話すことで、
とっつきにくい現代アートを身近にしていけます。

鑑賞と制作がセットの教育プログラムもあり、
学校から要望を受け、授業に出張。
練馬区の学校にも行っています。

他にも、「障がいがある」と言われる人たちが多く通う
練馬区の「アトリエグレープフルーツ」では、
お店や公共スペースにアトリエメンバーの絵を
無償レンタルする『絵のあるところプロジェクト』を展開。

好きな絵を選んでもらう、
どこにかけるか一緒に考える、
絵をかけて空間が一変する、
描いた人に興味を持つ。

そのプロセス自体にも価値があり、
まちなかに
「自分の好きな絵を愉しんでかける文化ができたら素敵」
という思いで活動されています。

Q

区では「もっともっとアートプロジェクト」を予定していますが
プロジェクトではぜひ、区内のあちこちで文化の活動が広がるように
こういったアウトリーチの取組を参考にしつつ、区内の団体や活動を
積極的に発信頂きたいですが、見解を伺います。

文化生涯学習課長

令和8年度から実施をする、もっともっとアートプロジェクトでは、

  1. 練馬区ならではのすぐれた文化芸術をもっと身近に。
  2. 区民が参加体験する機会を増やし、文化芸術にもっと親しむ。
  3. 地域の文化芸術の取り組みを強化し、文化芸術をもっと広げる。

こうした3つのコンセプトに基づきまして、練馬の文化の魅力を凝縮して、
区内外へのPRに取り組む予定です。

地域で活躍する団体の活動も、練馬が有する文化の魅力として、
後方支援等について検討しているところです。
現時点において特定の団体の活動内容を
評価することは差し控えます。

また、アウトリーチ型、またアウトリーチ型じゃない
様々な活動を行っているおもしろい取り組みを
行っているような団体も様々あると認識してございます。

プロジェクトを展開するに当たっては、
そういった、地域でいきいきと活躍する団体の活動にも、
フォーカスを当てながら、練馬が有する文化の魅力として
区内外に発信していきたいと考えてございます。

高口

区内外で、本当に素敵な活動をされている方々がたくさんいらっしゃるので、
是非、区として、連携して後方支援や協働など取り組んでいただきたいと思います。