旭丘小・小竹小・旭丘中の統合・再編の地域説明会

12/16土曜、旭丘小・小竹小・旭丘中の統合再編の地域説明会が開かれました。今回の主旨は、小中一貫校の説明です。他校や先進事例などの資料が配られましたが、肝心な教育の中身や体制については、よくわからないまま……。きれいで新しい建物はもちろんいいことですが、大切なのは、教育の質だと思うのですが。

小中一貫校の説明ののち、質疑応答の時間に。

・あくまで「案」であり、小竹小閉校は決定ではないと示してほしい
・小学校は、地域コミュニティの拠点である
・小竹小がなくなると、小竹町が衰退する
地域の方からは、切実な声が多数寄せられます。
また、保護者からは
・参加者が少ない。説明会の開催が周知されていないのでは?
・はやく建て替えをして、新しい校舎にこどもを通わせたい
・保育園や学童の設置も検討を
・今後のスケジュールはどうなるのか?
といった不安の声が上がりました。

高口も、質問の手をあげました。
①小学校の再編は、コミュニティをいちから作り直すことになる。その間、影響を受けるのは子どもたちであること。
②学校や子どもの個性は、それぞれ異なる。小さい学校には小さい学校のよさがあり、小さい学校に合う子どももいる。「平均化」すればいいというわけではない。
③21世紀の教育をしようとしているのに、基準を昭和54年の児童数に合わせるのはどうか? 少子化は、少人数学級をすすめるチャンスではないか。
④小中一貫校になれば、800人もの生徒数になる。大きすぎて、目が行き届かないのではないか?
⑤「適正規模」という表現は、そうでない学校が「不適正」だと言っているようだ。

この質問に限らず、どの質問にも、区の回答は、通りいっぺんのものでした。昨年度行われた前回もそうでしたが、質問に対して、きちんと答えが頂けない、どこかずれた回答になってしまうのは、何故なのでしょうか……。「上」の決定を変える姿勢がまったくないままの説明会というのは、どうしても、単なるアリバイ作りという印象になってしまいます。「結論ありき」ではない、「地域の声を聞く」「区民との協働」という姿勢が、問われています。
江古田に住む一人として、この小学校に子どもを通わせる一人としても、この問題に、しっかりと向き合っていきたいと思います。