桜の枝折れ、また発生…学校での対策は?

※2022/11/22、練馬区議会・文教児童青少年委員会のレポートです!

桜の枝が落下→自転車が損傷

最近急増している、みどりの伐採や枝折れの問題。

今度は豊玉東小学校で、サクラの枝折れが発生しました。

★事故概要

  • 2022年7月26日14時頃
  • 豊玉東小学校の駐輪場
  • 高さ10mから、長さ2mの桜の枝が折れ、落下
  • 駐輪場にとめてあった自転車の一部が損傷(サドル部分)
  • 11月2日、練馬区から7460円の損害賠償
  • 自治体賠償責任保険から支払い
  • 原因:害虫(ガ)の幼虫
  • ケガ人はなし

今後の対策

★全校で点検、対策が必要!

桜は、どの学校にも植えられています。
桜の老朽化が全国的に課題のなか、練馬区でも同様の状況。

今回の事故も、幸い怪我をされた方はいませんでしたが、場所は駐輪場、時間は午後2時。
人がいてもおかしくない状況でした。

全校的な点検や対策を求めました。

★日々の点検→用務員さん

練馬区の答弁によれば…

  • 日々の点検:用務員が中心、目視の範囲で
  • 年1回の点検:管理職
  • 今確認しているのは、主に幹
    →今後は「枝の確認もしたい」
  • 問題のある枝を発見したら、立ち入り制限→専門業者+区で対応

★学校は樹木の専門家ではない…

というわけで、用務員さんが重要であることがわかります。

一方で、用務員は全校委託を進めており、

  • 長年働き、知識経験を積み重ねた職員がいなくなる
  • 練馬区の学校の状況を把握している職員がいなくなる

という問題があります。

★学校への対応

学校への対応としては、練馬区いわく

  • 改訂した『樹木育成保全ガイド』→校長会に周知
  • みどり推進課が作成した動画
  • みどり推進課と連携

といったことをあげています。

★先生の多忙化…

しかし、管理職はいわずもがな、本当に忙しい。
何より、樹木の専門家ではありません。

教育委員会が、みどり推進課と連携しながら、サポート体制を整えるよう、求めました。


みどりと安全。

どちらも守れるようにするためには、学校の人員体制、教育委員会やみどり推進課による学校のサポートが不可欠です。

今後も求めていきます!

参考高口ブログ:練馬区でまた倒木が発生…原因・対策は?(東大泉弁天池公園)

参考練馬区HP:樹木点検 安心・安全なみどりを守るために