アルコール消毒液…練馬区の備蓄はどのくらい?
*2021/1/22、練馬区議会「総合・災害対策等特別委員会」のレポートです。
★アルコール消毒液の備蓄方法が緩和
消毒用アルコールは、濃度60%以上のものは危険物に該当。備蓄する量によって、届出や許可申請が必要でした(消防法や火災予防条例に基づく)。
そこで練馬区では、区内2カ所にアルコール消毒液の貯蔵庫をつくる予定でした。
ところが、新型コロナによって、アルコール消毒液の備蓄が増加。そこで東京消防庁は、貯蔵の運用を緩和しました。
詳細東京消防庁からのお知らせ「消毒用アルコールの貯蔵に係る運用について」
★練馬区は、8カ所に分散して備蓄へ
そこで練馬区は、
- 区内2カ所の貯蔵庫をやめ、
- 「80L以上~400L未満」におさめ
- 区内8カ所(練馬庁舎、光が丘区民センター、石神井庁舎など)に分散
…して備蓄する方式へ変更することとしました。
↓東京消防庁が示した保管方法の(例)
★予算が1,878万浮いた!
その結果、約2000万円かかる予定だったところ、約122万円で済むことに(キャビネット購入費)。
約1878万円、おトクに♪
(一方で、400L以上のアルコールを置ける大きな保管庫は、練馬区には一つもないままになりました)
★練馬区の備蓄量は?
- 現在、1600本備蓄中
- 3月末、3200本追加購入
- 合計4800本(3月末予定)
*置き場所にあきがあるので、年度内に買い足しを検討中
【どこに何本置かれる?】
- 避難拠点「40本」×100か所=4000本
- 水害時の避難所「10本」×30カ所=300本
- 予備=500本
- 各施設でも、別途購入を検討(80L未満は届出不要)
ちなみに、使用期限は、2-3年。ローリングストックで使っていく予定です。